2020.06.18
現在、本校学生は学科ごとに分かれて登校しています。
今週からは登校する割合も徐々に増やすように時間割を組み替えて、授業や実験を進めています。
実験時には、フェイスシールドやマスク、手袋を付けて、
できる限り学生間の間隔も保てるよう対策をしたりと、
まだ以前のようにはいきませんが、それでも徐々に実験を始めることができています。
上の写真は、2年生が実験を行っている様子です。
蛍光分光光度計という分析機器を使っています。
手前にいるMさんが、分析機器にサンプルをセットしているところです。
1年生の時にも使用している分析機器なので、
こちらから簡単に説明するだけで自ら進めることができています。
たった1年ですが、分析技術者への階段を着実に登っていることが実感でき、
その様子を頼もしく感じながら、私も指導をしていました。
結果は数値としてパソコンの画面に出てきます。
数値を見て「あ~」「ん~」と言いながら実験を考察しています。
予測していた結果にはなったようです(^^)
Mさんたちが分析していたのは、身近な食品に含まれるビタミン類の1種です。
それぞれの実験班で、分析したい食品を持ち寄り実験をしています。
今回は、こんなサンプルを使っていました。
実験中、Mさんの実験ノートを見せてもらいました。
実験手順が予習されており、実験中に気付いたこと、
予定していた手順と変更した点など、赤ペンで分かりやすくメモもされていました。
「さすが2年生!」とも言える、しっかりとした実験ノートです。
その右側には、「授業シート」と呼ばれるプリントも。
授業シートは、授業や実験時に毎回配付しているもので、
その日の要点を担当講師がまとめて記載しているものです。
学生の理解を少しでも深められるようにと活用しています。
学生は、実験中も参考にしながら進めています。
実験は、成功した様子でしたが、
それ以上に、始めて行う実験でもポイントを抑え、
1年生のときに学んだことを活かしながら、着実に実験をこなしている2年生の安定感を感じました。
分析技術をこれからも着実に身に付け、
「私は分析ができるんだ!」と胸を張って言えるよう、
コロナに負けず、これからも進んでもらいたいと思います!
By ぽてと