2020.06.03
今月から、「実験等での登校」を軸に、
「在宅での遠隔授業」を併用した新しい様式の学校生活がスタートしました。
昨日は、1年生が初実験を楽しそうに実施していました。
そして本日は、2年生が実験開始です!
2年生になると、コースごとにそれぞれの専門にあわせた実験が行われます。
たとえば、下の写真は「原子吸光光度計」と言う機器を使った実験の様子です。
装置の真ん中で、炎が赤~オレンジ色の間で輝いているのが分かります。
さて、これは何を分析しているんでしょう。
答えは、こちら!
そう、スーパーで普通に売っている、あのお菓子です!
食品に、どんな成分がどれだけ入っているのか知りたいなと思うときはありませんか?
そんなときこそ、分析化学が力を発揮するのです。
今回は、骨を作ったり、体調を整えるのに重要なカルシウムが、
どれだけ含まれているのかを測定しました。
お菓子の成分を取り出して、「原子吸光光度計」にかけると、
含まれている金属やミネラルの種類と量が、光の色と強さから分析されます。
ここには「炎色反応」と言う分析化学の原理が用いられています。
そう、あの炎の色こそ、カルシウムの炎色反応の色なのです。
授業で学んだことと、実際の実験がつながる貴重な瞬間です!
2年の学生はこういった分析実験を通して、専門的な技術を楽しみながら身につけていきます。
本日は、その第一歩です。
本校はこれからも、対策は万全にしつつ、
新型コロナに負けずに実験、授業を実施していきます。
学生の皆さん、一緒に頑張っていきましょう!
by ゆきだるま