2020.06.12
今日は1年生の登校日でした。
緊急事態宣言が解除され、本校でも少しずつ日常が戻ってきています。
1年生には、6月から週に1~2回程度の実験日を設定し、
ようやく実験室で実験をすることができています。
実験が始まったときのブログは、コチラからご覧ください。
▼新たな学校生活様式で、1年生が実験デビュー!
この2週間、1年生が受けている実験は「基礎化学実験」です。
本校で学ぶ分析技術の最も基礎になる、
さらには目指している分析化学者としての技術の基本とも言える、
とても大事な技術を学ぶ実験です。
今回は、3つのグループに分かれて実験を行っています。
こちらの実験では、「中和滴定」という実験を行いました。
決して難しいものではないですが、分析における基本的な要素がたくさん含まれています。
中和滴定は、溶液中の色の変化を確認しながら実験を行います。
溶液が綺麗なサクラ色になると成功です。
学生が右手に持っている溶液が無事にサクラ色になったようです。
成功です!思わず笑みもこぼれます(^o^)
ちょっと話はそれますが、
昨日のブログで紹介したのは、2年生の就職内定の様子です。
新型コロナウイルスの影響で企業の採用活動止まっていましたが、
ようやく動きだし、就職内定も出始めてきました。
しかも、一気に7名もの内定がでたことは、嬉しい報告でした。
▼待ちに待った嬉しい報告!
その2年生たちも、1年前のこの時期は、同じく基礎化学実験を受けていました。
全く実験をしたことがなく、始めて扱う実験器具を目の前にして
慣れない手つきで実験をしていた学生もいれば、
実験の経験があっても化学の計算が苦手な学生、
そもそも化学が苦手な学生など、いろいろな学生がいました。
その学生たちは、本校に入学するまでの経歴も様々です。
高校で文系を選択していた学生、浪人を数年続けていた学生、
大学に進学したけども何か違うと感じ進路変更をした学生、
社会人として働き新たな道を模索し本校へ入学した学生など。
それらの学生が、本校に入学し、一番最初に行う「基礎化学実験」という
実験を通して、初めて分析に触れ、分析のプロとなる上での基礎技術を学びながら、
少しずつ自信をつけては日々の学校生活を過ごしてきました。
そして、その結果が実り、昨日の内定へと繋がっているのは事実です。
その先輩の後ろ姿を見ながら、
1年生はコツコツと分析技術の修得に励んでいました。
こちらの学生は、山形県出身のMくんです。
「なぜ山形から本校へ?」と聞くと、
「実験がしたかったからです!」とシンプルな回答!
そして、黙々と滴定操作に!
電気科の工業高校を卒業したMくんは、イチから分析技術を身に付けたいと本校へ入学したのです。
ようやく実験ができるとあって、真剣に取り組んでいました。
この調子で少しずつ技術を身に付けていきましょう!
まだまだ紹介したい1年生はたくさんいますが、
みんな、それぞれの想いを持って入学しています。
その夢を叶えるためにも、私たち教職員でフォローしていくので、共に進んでいきましょう!
By ぽてと