2020.06.16
本校では感染拡大を防止するために、4月から遠隔授業を行ってきましたが、
今週から「登校して実験」と「在宅での遠隔授業」を併用しながら、
7月からの通常授業再開に向けて、「登校して実験」を増やしての学校生活を開始しました。
登校の際には、感染を避けるために分散登校を実施しています。
校内では検温と手指と靴の消毒を徹底し、適切な距離をとること。
また、実験では、操作を進めるうえで密集・密接を避け、
フェイスシールドと使い捨て手袋を着用するようにしています。
今日は2年生の実験の様子を紹介いたします。
この実験では「銅合金にマンガンがどれくらい含まれているのか」を調べます。
2年生の実験では、1年生で学んだことを応用して、
「試料を分析しやすい状態にすること」や、
「試薬をイチから自分たちで調整すること」を学びます。
こちらの班では、マンガンの入った試料を調整していました。
マンガンは、化学反応させて、まずは鮮やかな紫色にして分析します。
メスアップする姿も、きまっています。(^_^)
隣の実験台では、銅イオンの溶液を調整していました。
きれいな青色が特徴的です。
今回は吸光光度法という方法で「どれくらい入っているのか?」を分析します。
吸光光度法とは、試料に光を当てて、吸収された光量から濃度を測定する方法です。
材料、医療、食品などなど幅広い分野の分析で使われています。
今回は吸光光度法で分析しましたが、
次回は原子吸光法という高温で試料を燃焼する分析機器を用いた分析を行います。
この実験では、2つの方法を比較して、考察していきます。
実験の感想を聞いてみると
「1年生の時よりも、試薬の調整などやることが多いので、
班のみんなで役割分担できるかが大事やと感じました。」
「分析方法が比較できるのは、面白いです」
「金属の分析は色がきれいなので、ちょっと楽しいです♪」
とのことでした。
2年生は、1年間、仲間と一緒に実験をやってきました。
今日は、各班から「あ、じゃぁ、こっちはやるわ」という声が、
よく聞こえてきました。班のみんなでコミュニケーションをとりながら、
自ら行動できるようになっている様子でした。(^_^)
by かん太郎