2020.06.22
1学科の定員が20名と少人数制であるため、
3密(密閉・密集・密接)にならない分析化学応用学科
(2021年度より化学分析学科へ名称変更予定)では、
6月から全員が登校する通常の授業を再開しています。
今日は1年生も2年生も実験の日なのですが、
偶然にも両学年ともレポート日でした。
実験はやりっぱなしで終わるのではなく、
結果をまとめ、そして報告書にしなくてはなりません。
10代の学生から60歳を超える学生もいる分析化学応用学科ですが、
全員がレポートの作成経験があるわけではありません。
そんな学生たちにもイチからよく分かるように実験レポートの作成を手取り足取り指導しています。
最初のうちは、穴埋め形式でレポートの構成(原理や方法、結果、考察)や、
必要な情報(実験日の温度や湿度、使用試薬や使用器具)を覚えていきます。
また、全体的なレポートの書き方はレポート日に担当講師から説明を行います。
ある程度書き方のわかった2年生でも計算ミスをしやすいところなど細かに注意を伝えます。
もちろん個別に質問することも可能です。
ここで疑問点を解消して、
徐々に自分ひとりの力で原理・方法・結果・考察などを書けるようにスキルアップしていきます。
1年生はM先生の説明を聞きながら、昨日行った実験のデータをまとめグラフを作成していました。
隣の教室では2年生が相談をしながらレポートに取り組んでいました。
グループで実験を行うことが多いので、
まずはグループの学生同士相談してレポートにまとめているようでした。
学生の年齢の幅の広く、Wスクールの学生や社会人と様々な方が学んでいる分析化学応用学科ですが、
学校の中では年齢差も関係ありません。
同じ技術・知識を学ぶ仲間としてがんばっています。
来週はまた新たな実験にチャレンジです。
by ドラいちろう