2020.07.03
本日は、全学生が「レポート日」でした。
この「レポート日」とは、それぞれの実験で提出したレポートを教員がチェックし、
そのチェック済みのレポートを、
学生自らが教員の指導に基づき、修正する一日のことです。
例年ですと、学年学科の実験ごとにレポート日を設けて実施しますが、
今年は、コロナウイルス感染防止対策のため、
分散登校等で実験を実施していたため、本日が全学年初めての実施となったのです。
普段の実験では、1年生は化学分析に必要な基本的な技術とデータの扱い方を。
2年生は、各専門分野の応用的な実験を実施します。
そして、一つの実験が終われば、必ずその報告のためレポートを作成し提出します。
我々教員はそれを一人一人チェックし、修正事項等をいれていきます。
そもそもなぜレポートが必要かというと、「分析化学」の仕事に就くと、
様々な物質の中に「どこに、何が、どれだけ、どのように、あるのか」を明らかにしてきます。
ということは、その結果を必ず誰かに報告しなければなりません。
当然、口頭ではなく、文書として、上司や部署の先輩同僚、もしくはお客様に報告します。
そのために、実験をした後にレポートを書くことは、とても重要なのです。
ですから、学生はこのレポート日を通して、正しいレポートの書き方を学んでいくのです。
こちらは2年生です。
本校の実験は少人数のグループで実施するので、
同じグループ内でデータを共有したり、考察を話し合ったりしています。
「久しぶりのレポート日でしたが、実験内容や考察について
先生にじっくり聞けるので、一番実験に向き合える時間です。」
とのこと。
こちらは1年生です。
1年生は初めてのレポート日ですので、すべてが初体験ですが、とても充実した笑顔でした。
「初めての実験レポートを書くので不安でしたが、 みんなと考えられて楽しかったです。」
「これから、レポート頑張ります!」
と、コメントしてくれました。
そして最後に。
現在本校の講義棟は改修中ですが、来週から新しくなった校舎の一部で授業が始まります。
荷物を運んだ際に、床の六角形の模様に気付き、「うわー!ベンゼン環じゃないですか!!」
と、テンションが上がる本校の学生たち♪
さすがです。
この様子は改めてご紹介しますね。
by ましおか