せんせのブログ
【土・日開講「化学分析学科」】化学分析技能士3級取得へのステップ!
2020.07.27
今日の分析化学応用学科1年生(2021年度より化学分析学科へ名称変更予定)は、
液体の中にどんな金属イオンが含まれているかを調べる定性分析の実験日でした。
新型コロナウイルスの影響で時間割が変更され、7月は実験の時間配当はあったものの
レポート日やガイダンスが多かったので、久しぶりの実験です。
平日働きながら土曜日・日曜日に通学している彼らの学ぶこのクラスは、
1学科の定員が20名と少人数制であるため、
3密(密閉・密集・密接)にならないように、実験室も広々と使えます。
実技試験はまだ先ですが、今日からは実技試験を見越して、ひとりだけで
実験操作できるようにグループではなく、ひとりひとりで操作に臨んでもらいました。
ひとりでの操作は不安かといえばそうではなく、すぐ隣の実験台ではクラスメイトが
実験しているわけですから、前回までと同様に
『今、どの操作まで進んでるん?』『この金属イオン、検出できた?』
など、お互いの実験の進み具合を気にしたり、相談をしながら実験を進めていました。
もちろん教員も実験室をぐるぐる回りながら、学生の皆さんの動きを見ていますので、
困ったらすぐに教員を呼んで、質問をすることができます。
ちょうどNさんがM先生を呼び止めて次に行う操作を確認していました。
本校には現在日本で働いている外国人の方も入学して学んでいます。
Nさんもそのひとりです。
本校ではこれまでに中国や韓国などからの学生を受け入れて分析の技術を
習得しています。
Nさんはすでに他のクラスメイトとも打ち解けていて、将来のお仕事に活かすために
科学技術の習得を頑張っています。
クラスメイトたちも、資格を取得し起業を目的とする学生もおり、
いろんな目的を持つ学生が集っていることもあり、
みんな相互に良い刺激を受けているようです。
本日行っている定性分析実験ですが、次の第4族の分析までマスターできれば、
国家資格の化学分析技能士3級にも十分チャレンジできる力が身につきます。
3級は本校で卒業するまでに取得を目的としている資格の1つです。
しっかり技術をマスターして、今年度後半に実施予定の化学分析技能士の3級合格を
目指しましょうね。
by ドラいちろう