2020.07.27
期末試験を終え、夏休みが近づいて来ています。
その前に今日は1年生がこの半年の間、
定性分析実験で習ったことのおさらいをしました。
何をやったかと言うと、教員が準備した溶液の中身を実験を通して当てる、というものです
カラフルな溶液が、実験を通してさらにカラフルに!
実はこのやり方は、例年夏季に行われている化学分析技能士の資格試験と同じスタイルとなります。
自作の資料を持ち込んで、ではありますが、資格試験さながらの実験を行いました。
他の学生との会話や実験テキストの利用は厳禁です。
もちろん、スマホやタブレットも利用出来ません。
資格について少し解説しますと、化学分析技能士は国家資格であり、
130種類ほどの技能士資格のひとつとなります。
本資格は1級~3級までありますが、
要は化学の分野でどれだけ自分が活躍できるか、の証明となります。
(昨年の試験の様子はコチラのブログをご覧ください)
(国家資格「技能士(化学分析)3級」実技試験)
(「技能士(化学分析)3級」実技試験(2日目))
(国家資格「技能士(化学分析)1級・2級」実技試験)
今年はコロナウイルス感染予防の観点から、主催者である中央職業能力開発協会が、
前期(夏季を含む)の技能士試験の中止を決定されましたが、
先日、後期は実施するとの内示がありましたので、学生たちの目標も明確になりました。
今年度は本校の3つのポリシーによって、「全員受験・全員合格」の達成をめざしています!
化学分析技能士の資格試験に挑む前段階として、
今までの定性分析実験で得た技術や知識をフルに活用し、
今日の実験に挑んでもらいました。
今までは数名の班で実験を行っていましたが、
今日は本番同様にひとりで実験に挑むため、
少なからず学生に緊張が走っています。
実験終了後には
「ひとりだと作業量が多く、制限時間内に終わるか不安だった」
「今日は全然ダメだったけど、本番の試験はがんばりたい」
「ひとりで黙々と実験するのが苦痛だった」
といった感想が飛び交っていました。
来週に、学生にもう一度同じ実験をしてもらいますが、
次は今日利用した自作資料の持ち込みもダメで、
完全に試験本番と同じスタイルでの実験となります。
スッキリと夏休みに入るためにも、
最後のひと踏ん張りでがんばりましょう!
そして資格試験本番で是非実力を発揮して欲しいですね。
byカトキチ