2020.08.04
医療医薬分析学科と環境分析学科の1年生は、夏休み前最後の実験でした!
今回行ったのは定性分析実験のおさらいです。
定性分析は「何が」含まれているのか分析します。
本校の定性分析実験では、金属のイオンを分析します。
この実験を通して、定性分析の技術を学びながら、
基本的な試薬や器具の扱いを身に付けることも目的としています。
今までは、その日分析する金属イオンをあらかじめ予習し、
決められた手順に沿ってグループで実験を行ってきましたが、
最終日のおさらいでは、教員が用意したサンプルに何が含まれているか個人で当ててもらいます。
この方法は、化学分析技能士という、分析化学の技術を証明する唯一の国家資格の実技試験を模しています。
化学分析技能士の資格は本校では毎年、2年生や卒業生が受験しています!
(昨年の試験の様子はコチラのブログをご覧ください)
(国家資格「技能士(化学分析)3級」実技試験)
(「技能士(化学分析)3級」実技試験(2日目))
(国家資格「技能士(化学分析)1級・2級」実技試験)
また今年度は本校が掲げる3つのポリシーの学生の到達目標で、
「化学分析技能士3級全員受験・全員合格」の達成をめざしています!
先週も同じ内容で、参考文書等を見ても良いという条件で実験を行いましたが、
今週は本番の資格試験同様、参考文書等の持ち込みはなしです。
学生達は、今日までに知識や技術を詰め込んできましたが、
1人で実験することにはまだ少し緊張はしているようでした。
実験が終了した学生に話を聞くと
「1つだけ不安な箇所がありましたが、それ以外は5つ中4つの金属イオンが検出できたのでよかったです!」
「やるだけのことはやりました!でも自信はありません笑」
「操作は全て頭に入っているのですが、実際に体を動かすと思っていたことができなかったです、、、」
といった感想がありました
今回のおさらいで自信がついた学生、上手くいかなかった学生もこの化学分析技能士の試験まではまだ1年あります。
これからも実験の機会はたくさんあるので、技術を磨いていきましょうね!
我々教員も皆さんが合格できるように全力でサポートします!
でもまずは、夏休みで体をゆっくり休めてください♫
9月にまた元気な姿でお会いできることを楽しみにしています(^^)b
byサブロー