2020.08.19
本校学生の課外活動の1つとして環境委員会があります。
本日は、環境委員会が主体となる道頓堀川水質調査の今年度第1回目のサンプリング日でした!
(道頓堀川水質調査は春夏秋冬で年4回実施していますが、
今年の春季は新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う休業要請があったため、
中止となり今回が今年度初めてとなります。)
「道頓堀川」は、大阪のミナミの中心に流れ、阪神タイガースの優勝や、
最近では元号が「令和」に変わった際に飛び込む人がいる川として知っているという方も多いと思います。
飛び込むことは危険で禁止されていますが、
そもそも川の水質は泳げるレベルなのかという点についても注目されている川です。
本校では、この道頓堀川水質調査を2004年から実施しており、今年度で17年目を迎えます。
この調査は、道頓堀川の3地点から川の水をサンプリング(採水)し、
環境委員の学生たちが主体となって川の水質調査(川の水の中の微生物量や溶存酸素量などの調査)を行っています。
分析結果は本校のホームページで紹介していますので、こちらのページをご覧ください。
また、本校の調査結果は外部の方からも注目され、
昨年の11月にはNHKの取材を受け、水質調査の様子が紹介されました。
(取材の様子はこちら :1日目・2日目)
(放映の様子はこちらからご覧ください)
まずは道頓堀川へサンプリング(採水)に行きます!
今年度最初の道頓堀川水質調査ですので、1年生は初めてのサンプリングでしたが、
2年生は初めて主導する立場で、1年生に教えながら取り組みました!
サンプリングした水が届いてきたら、実験開始です!
河川水に含まれる大腸菌などの細菌の数を調べたり、水に溶けている酸素の量から、
川の水がどれだけ汚れているかを調べていきます。
実験でも2年生から技術を教わった1年生が、早速、実験に取り組んでいました!
このように1年生と2年生が協同作業を行うことで、学年を超えた絆が生まれたり、
1年生にとっては2年生になって行うような専門的な実験を経験する機会にもなっています(*'▽')
1年生に初めて参加した感想を聞いてみると、
「道頓堀川水質調査は、入学前から興味がありました!
実際にやってみて、先輩たちから教わることや、初めて知ることが多く、面白いです!」
と答えてくれました!
この道頓堀川水質調査を通じて、知識や技術を身に付けること以外にも、
社会に出て必要になるコミュニケーション能力、相手を思いやる心、
リーダーシップなど多くのことを学び、一流の分析化学者としての成長を期待しています!
実験は明日以降も続きます。
その様子もまたブログ等で紹介しますね!
byサブロー