2020.09.18
本校では、実験を多く取り入れており、1年生も2年生も週2回の実験があります。
今日は1年生の定量分析実験の日でした。
このクラスは、後期から始まる定量分析実験の最初の実験日でした。
教室で実験・・・?
そうなんです。本校では、全ての実験科目において、初日は教室でガイダンスを行うのです。
実験の授業で大切なことは、目的、原理、手順、器具の使い方を理解すること。
そのために、本校で行うすべての実験において、授業の初日はまずガイダンスを行います。
「定量分析とは何か」というところから、メスフラスコのメモリの見方、
レポートの書き方まで、前期の実験の復習も含めて、しっかりと学びます。
定量分析とは、どれだけの量の目的物質が含まれているのか、その量を確認するために行います。
その量が定められた通りでなければ、例えば完成した商品の品質が異なるという結果にもなりますので、
前期に行った定性分析実験と同様に、分析技術の基礎となる、ひいては社会を守るためにも大事な実験です。
1年生の定性分析実験、定量分析実験で行う内容は、
国家資格の「技能士(化学分析)」の実技試験でも出題される範囲です。
技能士には1級から3級までありますが、本校では3級の全員合格を目指して、分析技術を学んでいきます!