せんせのブログ

姉と共に分析技術者に!希望の医薬品業界へ!

2020.10.12

写真は、生命バイオ分析学科、2年のO君(右側)と担任のましおか先生です。
先日、O君に内定の連絡がありました。
医薬品を扱う大手の企業で、CMでもよく聞くことのある名前の企業です。
その企業で医薬品開発のための分析や動物細胞の培養などを行います。
ずっと働きたいと願っていた企業からの内定をいただき、
笑顔で、エアーで、ハイタッチです。(マスクは一時的に外しています)DSC_0395.JPG

O君、実はお姉さんも本校の卒業生です。
本校に入学を決めたきっかけも、お姉さんが本校に通っており、
そこから資料を見て体験入学に参加し入学を決めました。
当時、お姉さんが進路を迷っている弟(O君)のために資料をもらって帰っていいか?と相談に来て、
その資料を手渡したことを今でも覚えています(^o^)

ここでお姉さんの紹介もちょっとだけしておくと、
元々、高校では文系を選択していたお姉さんでしたが、
化学や実験にも興味があり理系に進路を変えて、本校に入学してきました。
本校では、先生にもよく相談にくる学生でした。
そして、分析技術を身に付け、今は立派に分析技術者として誰もが知る大手企業で分析業務を行っています。
このように兄弟で、時には親子での入学者というのも、本校においては決して珍しいことではありません。

O君の普段の学校での様子や実験に取り組む姿を見ていると、
そのお姉さんに負けないようにと、どこかでライバル心を燃やしながら、いつも取り組んでいます。

下の写真は、実験中のOくんです。
DSC_0408.JPG
卒業研究では、微生物を使った発酵により、燃料となるバイオエタノールを生産する実験を行っています。
元となる材料は、バナナの皮です。捨てられる資源を有効活用することも目的としています。

扱っているのは、ガスクロマトグラフ(GC)と呼ばれる分析機器です。
卒業研究では、このとき初めて扱いましたが、
1年生の頃から少しずつ扱ってきたため、その原理や構造は理解しています。
そのため、少し説明をするだけで、あとは自分たちでどんどん分析を進めていました。
DSC_0411.JPG

先ほどの分析結果が出そろうと、データの用紙を目の前に、班員のみんなで検証です。
O君は右から4番目です。
DSC_0406.JPG

今後は、資格取得も目指しながら、さらに分析技術を磨き、
実験結果に対してはどのように考察しまとめていくのかも学びながら、
さらに実践で生かせる力を身に付けてもらいたいと思います。

内定、おめでと~!

By ぽてと