2020.10.23
本日は、2年生が卒業研究の日でした。
9月に計画段階からスタートした研究も、もうすぐ2ヶ月が経過します。
各グループともに、いよいよ本格的な実験に入ってきました。
下の写真は、原料からある成分を抽出する装置を組み立てている様子です。
こういった装置の組み立て、使用については今まで何度もやってきたので、
教員の指導がなくても自分たちであっという間に出来てしまいます♪
また、別のグループは今まで集めたサンプルを、一気に測定するための準備を進めています。
チームワークが問われるところですが、そこはあうんの呼吸でテキパキと作業をしていきます。
本校の卒業研究は、週二回の実施です。
試薬の出し入れする時間帯も、もちろん終了する時間も決まっており、
無計画にダラダラとは実験ができず、適度な所で止めなくてはなりません。
これは、来年以降に企業で働き始めるときに必要な、
「その日1日の計画を立てて行動する」
「時間・期限を意識する」
と言う当たり前のことを、卒業研究を通して身につけるためです。
とは言え、実施している実験は「新しい事」に挑むものですし、
自分たちだけで計画を立て、実験を実施するのもほぼ初めてです。
時には、予定通りいかないことや予想外の結果が出ることもあります。
そういう時には、もちろん我々教員が相談に乗ります。
下の写真は、カトキチ先生が学生と議論しているところです。
出てきたデータを前に、ああでもないこうでもないと、
お互いに意見を出し、議論を深めています。
いわば卒業研究版の報・連・相ですね。
もうすぐ卒業研究の中間発表会も控えています。
実験も進めつつ、こちらの準備も進めていかなくてはなりません。
このように、2年間の集大成としての卒業研究には、
単なる実験・研究だけでなく、社会に出るために自分を磨く意図が込められています。
学生達はこの卒業研究を通して、
山を越え、谷を越えて、自然と「実務実践力」を磨いていきます。
我々教員も全力でサポートします。
最後まで一緒に頑張っていきましょう!
by ゆきだるま