2020.10.26
先日に引き続き、本日も1年生が「事業所見学会」に行きました。
先日の事業所見学会の様子は、
< 分析現場へ!卒業生の姿も!~事業所見学会~ >
「事業所見学会」とは、卒業生が活躍している化学分野の企業に訪問し、
普段、学校で学んでいる分析化学の知識や技術が、
実際の分析室や製造現場でどのように活かされているのかを知ることができる、
とても貴重な機会です。
今年度はコロナ禍の影響で、これまでこの行事を行うことができませんでした。
しかし、1年生にこの貴重な体験を是非させてあげたいという思いから、
いつも求人をくださる企業にお願いをしたところ、
10社以上の企業が私たちの思いに賛同していただき、
見学の機会を設けていただけることになりました。
但し、新型コロナウイルス感染症の拡大を予防する観点から、
1度に見学する学生の数を抑えたため、
複数日に渡って、少しずつ見学に行くことになりました。
本日はタツタ環境分析センターに伺いました。
同社は、水質、土壌、大気など幅広く環境分析を行っておられます。
分析室も見学させていただいたのですが、
そこで実際に分析業務を行っていたのは、なんと卒業生のB君でした!
卒業生のB君が直接、1年生にダイオキシン分析の流れを説明してくれています。
その様子を見ていた私は、B君の成長ぶりにうれしくなりました。
この他にも同社には多数の卒業生が在職しており、
同社にいる約25年前の卒業生に言わせると、技術職では一大学閥になっているとか。
その他にも、様々な分析機器を用いた分析、手作業による分析や前処理、
さらには得られた結果から報告書を作成する手順まで、詳しく説明してくださいました。
こちらは卒業生のYさんが手作業による分析方法について説明しているところです。
このような実際の見学の前後には、スライドを用いた業務の説明や質疑応答の時間も設けていただきました。
こちらはスライドを用いた説明の様子です。
スクリーンの左側に座っている4名とも本校の卒業生です。
この後、分析室までの誘導を担当してくれました。
質疑応答では、先ほど実験の説明してくれた先輩たちが駆けつけてくれて、
後輩である1年生からの質問に丁寧に答えてくれました。
1年生からは積極的にたくさんの質問が出ていました。
分析の現場をじっくり見ることができ、
さらには先輩たちの活躍する様子を間近に見ることができて、
学生たちは分析化学を仕事にするイメージや、やりがいを知ることができたようでした。
本日の見学を通して知ったこと、感じたことを忘れないようにして、
これから少しずつ準備を始めていく就職活動の中で、是非活かしていってくださいね。
by みなと