2020.11.11
今日は、本校と企業との連携授業の1つである化学実務駅伝を実施しました。
化学実務駅伝とは、学生達に、自分達が学んでいる化学が
社会でどのように役立っているのかを実感してもらうために、
企業の方から生の声をいただくという、授業の一環として永年実施しているもので、
今回で51回目を迎えることとなりました。
【↓↓前回の化学実務駅伝の様子は↓↓コチラから】
・卒業生から現場の声を聞く!~化学実務駅伝~
今回は株式会社大阪合成有機化学研究所から総務部のH様とK様、
そして本校を3年前に卒業した品質管理部のH様に来ていただきました。
懐かしのぽてと先生と校長先生に挟まれた写真中央の方が本校卒業生のH様です。
さらに言えば、H様のお兄さんも本校の卒業生です。
(写真撮影のため、一時的にマスクを外しています)
株式会社大阪合成有機化学研究所は、製薬会社を主な取引先として、
医薬品の原薬を製造・販売する会社です。
原薬とは、医薬品の原料となる物質で、
私たちが薬局で購入するお薬の中に含まれる有効成分となる物質です。
総務部のK様からは企業全体の概要について、分りやすくご説明をいただきました。
K様ご自身が採用担当の窓口を務めておられ、
人事担当者としてのお話も随所にちりばめられており、学生も熱心にメモを取りながら聞いていました。
また、本校卒業生のH様からは、ご自身がどのような業務にあたっているか、
学生時代にやっていた実験がどのように会社の中で活きているか、をご講演いただきました。
本校にはさまざまなハイテク分析機器が揃っています。
・施設・設備(学校案内)
授業や実験では、それぞれの機器が何を対象にどのような分析を行うかを学習し、実際に分析を行っています。
とは言え、仕事や社会でどのように活用されているかは想像しにくいものです。
そこに具体的な企業名や薬の名前が出てきて、
その名前に対してあの分析機器を使っています、と言われると実感の度合いが全然違います。
また、ご講演の中で、学生時代に行った実験と、いま現在、
仕事として行っている実験のギャップについても話されていましたが、
学生時代に行っていた実験の経験があったため、
分析という仕事にはスムーズに取り組めたとのことでした。
一緒に入社された大学卒や大学院卒の方にも負けずに業務に対応できたというお話は、
在校生にとって力強いメッセージにもなりました。
本校の卒業生から現場の生の声を聞くと、実際の仕事がどのようなものか、
そして自分たちが日々学んでいることがどのように活用されるのか、
在校生は強くイメージ出来たことと思います。
最後の質疑応答では、就職活動時に心がけていたこと、
就職に役に立った資格のこと、学生の間にしておくべきことなど、
2年生からだけでなく、就職活動を控えている1年生からも積極的な質問が飛び交っていました。
1年生は、今回の講演を切っ掛けに、
就職ヘ向けての意識をさらに高く持つことができると思います。
株式会社大阪合成有機化学研究所 総務部のH様、K様、
本日のご来校およびご講演ありがとうございました!
そして本校の卒業生でもある品質管理部のH様、
ご講演を通して後輩達を刺激していただき、ありがとうございました!
byカトキチ