2020.11.09
今日の分析化学応用学科(2021年度より化学分析学科へ名称変更予定)の1年生は、
午後から機器分析化学実験のガイダンスの日でした。
先週までに分光光度計、原子吸光光度計、ガスクロマトグラフといった
分析機器を扱って来ましたが、今後扱うHPLCや分光蛍光光度計、
示差走査型熱量計、赤外分光光度計などについて、
事前に機器自体の扱い方や機器で測定する物質の調製方法を半日かけて学びます。
これまでに扱ってきた分析機器は、ある程度座学でも学んでいたのですが、
今日のガイダンスで説明を聞く機器類は、HPLC以外はまだ授業でも聞いたことのない機器です。
我々教員もその点を考慮して、学生たちが興味を持ちやすいように、
操作法だけでなく、どんなところで役立つ機器か、どんなものが測定できるのか、
どんな仕組みで測定するのか、からじっくり説明します。
ある程度、授業で学んでいる機器も使用する器具類を教室に持ち込んで、現物を見ながら説明をしました。
今年度の1年生は、授業や実験で使った器具類を写真に撮って記録し、
あとから思い出しやすいようにしている学生が多いです。
中には写真に撮ったものをちゃんと覚えるためにノートに模写している学生もいました。
さてガイダンスに話を戻しましょう。
教室ではM先生が、分光蛍光光度計についての説明をしています。
黒板の前に三脚が見えますが、分析化学応用学科(2021年度より化学分析学科へ名称変更予定)では、
現在もZoomによる動画配信を続けています。また、ライブ配信だけでなく録画の配信もしています。
今日もお仕事で出席できなかった学生がいますが、ガイダンスで行った説明も実験がある日までに視聴して、
クラスメイトと同じ内容を学習することができます。
授業の録画配信が始まるまでは、仕事をしながら通学する学生たちにとって、
急に土日に仕事が入ると授業内容を授業シート(授業内容や確認事項をまとめたレジュメのようなもの)や、
クラスメイトのノートを頼りに自習するのは大変でしたが、
後からでも動画で説明が聞けるので、このシステムは学生たちにたいへん好評です。
今日説明のあった機器は今月末の28日から実験が始まります。
十分に動画を見直す時間がありそうですね。
動画を見て不明な点が出てきたら、実験日までに質問に来てくださいね。
by ドラいちろう