せんせのブログ
【土・日開講「化学分析学科」】食品分析に挑戦!
2020.11.15
本日、分析化学応用学科(2021年度より化学分析学科へ名称変更予定)
の1年生は食品分析に挑戦しました。
特に今回は、これまでの実験でしっかりと修得した滴定という実験操作を活用して、
ミネラルウォーターの硬度(カルシウムとマグネシウムの量)と醤油の塩分濃度を測定しました。
こちらは、これまでに学んだキレート滴定という方法を応用して、
市販のミネラルウォーターの硬度を測定しています。
製品に記載されている成分表示に近い値を得ることができたようでした。
ここで「化学分析学科」についてご紹介します。
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「化学分析学科」があります。
週末を活用することで、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・
化粧品総括製造販売責任者・環境管理士(2級))も卒業と同時に全員が取得することができます。
この学科に在学する学生の入学目的は、例えば、技術職への就職や転職、
現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得など多彩です。
そして、多種多様な目的に対応するため、1学年あたりの定員を20名として、少数精鋭で開講しています。
このように化学分析学科に入学してくる学生の経歴は様々です。
そのため、これまで化学を学ぶ機会のなかった化学初心者の方も数多く在籍しています。
化学分析学科の授業や実験では、このようなことを踏まえて、
授業であれば高校の化学の基礎、実験であれば器具の名称や扱い方といった
基礎中の基礎から学び始めるようなカリキュラムとなっています。
例えば、実験であれば、
器具の名称、正しい取扱い方、分析化学としての洗い方などを
身につけることに重点を置いた実験(基礎化学実験)からスタートします。
次に、ろ過などの基本的な実験操作方法、
定量分析の基本となる滴定操作などを学ぶ実験(定性・定量分析実験)で
基礎技術をしっかりと修得します。
また、機器分析化学実験で、汎用的な7種類の分析機器の操作方法を学びます。
そして、上記の3つの実験で修得した技術を活かして、今回のように実際の試料を測定し、
実践的な技術力を磨く実験(応用分析化学実験)へとステップアップしていきます。
このように徐々に技術力を高めていくことができるカリキュラムとなっていますので、
化学初心者の方でも大丈夫です。
こちらは醤油中の塩分濃度を測定中です。
沈殿滴定という方法は初めてだったので、学生たちは硬度測定の時よりは緊張していましたが、
終点(滴定操作の終了を示す溶液の変化)をしっかりと見極めていました。
このように応用分析化学実験では市販されている製品や河川水などの実試料を用いるので、
学生たちは分析化学をより一層身近なものと感じられますし、
品質管理などの実際の仕事のイメージも湧くようになっていきます。
応用分析化学実験では食品だけではなく、化粧品、環境、金属材料など様々な分野の実試料を測定します。
また、実試料を測るための、それぞれの試料に合わせた前処理
(分析に影響する成分を事前に除去するなどの測定前の処理操作)なども学びます。
1年生の皆さん、応用分析化学実験を通して、仕事に役立つ技術をしっかり修得していきましょう!!
by みなと