2020.12.15
本日から国家資格の「化学分析技能士(3級)」の実技試験が実施されています。
写真は昨年度の試験会場の様子です。
実験台の上に実験器具がズラリと並んでいます。
例年ですと夏頃に化学分析技能士の資格試験が行われるのですが、
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、試験がこの時期にずれ込みました。
【↓↓昨年の資格試験の様子は↓↓コチラから】
・国家資格「化学分析技能士3級」実技試験
・国家資格「化学分析技能士3級」実技試験(2日目)
国家資格の中には技能検定と呼ばれる、
その道の専門家を認定するための資格があります。
その中で唯一、化学分析に関する資格が化学分析技能士になります。
130種ほどある技能士資格は「建築関係」や「食料品関係」といったように、
大まかなジャンルで分類分けされますが、
化学分析技能士は類する技能士資格が無いため、「その他」に仕分けされています。
このことからも、オンリーワンな資格という雰囲気が漂ってきますね。
さて、本資格では定性分析と定量分析の2種類の実験による実技試験が課せられます。
国家資格だけあって、相当な難易度です。
本校の学生も受験していますが、緊張の色が見え隠れしていました。
本校では、入学から卒業までの方針や目標を表す、3つのポリシーを設定しています。
その3つのポリシーの中のひとつ、到達目標の大きな目標として、
化学分析技能士3級の全員受験・合格率100%を目指すことを掲げています。
そのため、今年度は2年生全員が受験する予定です。
実は、本校で1年生の間に行っている実験の一部は、化学分析技能士の内容と重なります。
言い換えれば、1年生の時の実験を完璧に理解し、
実施出来るようになれば、それだけ国家資格合格の可能性が上昇するということです。
また、化学分析技能士の2級は実務経験2年以上が受験資格として必要であり、
大学等を卒業しても、本来すぐには受験出来ない資格試験なのですが、
本校入学から卒業までの2年間は、「実務経験に相当する」と評価されているため、
なんと本校の学生は、卒業後すぐに化学分析技能士2級の受験が可能です。
【↓↓詳細は本校HPで↓↓】
・取得可能な資格
・資格取得サポート
実は実技試験は外部から検定委員もお越しになり、会場は本校で実施しています。
試験が長時間に及ぶこと、実験にスペースが必要であり、
一度に大量の受験生を実験室に入れられないことから、明日以降も実技試験は続きます。
長丁場で内容も難しい試験ですが、全員合格という目標達成に向け、
また、化学分析者としての箔を身につけるためにも頑張って欲しいですね!
byカトキチ