2020.12.02
本校の入試における約束である、3つのポリシー。
その中の一つに、「関連分野への全員就職(目標値=100%)」があります。
3つのポリシー自体は、今年度から公表しましたが、これまでも卒業後の進路として、
就職や大学編入学を全員が決めて卒業をすることを当然の目標としてきました。
この就職率を支えている一つの柱が、徹底した「自己分析」です。
2年間、毎週欠かさず「ビジネス実務」と言う授業を実施し、
その中で、就職に必要な知識やスキルと共に、自己分析を深めていきます。
その成果として、就職活動や大学編入学試験の面接に強くなるのはもちろんです。
それだけではなく、
「自分が本当にやりたいこと、向いている業務や分野は何か?」
を突き詰めて考えて、自分が受ける企業や大学を絞り込むことにもなります。
それが本番での自信につながり、緊張感の中でも実力を発揮できる土台になります。
本日、一年生は全員スーツ着用の上、一堂に会しました。
今日は、「就職・大学編入学指導講座」として、普段の授業ではなく、
一日を費やして就職・大学編入学について、改めて個々で向き合いました。
と同時に、
「就職活動のスタート時期」
が近づいていることを改めて見つめ直す機会でもあります。
1時間目は、本講座の意味合いを改めて説明し、
本日が「就職活動・大学編入学へのスイッチを入れる日」
であることを、学生・講師ともに共有しました。
2限目以降は、自己分析をしてきたことを、実際に自らの言葉で相手に伝える面接の実習です。
1年生にとっては、これが初めての面接練習となります。
みんな少し緊張をした様子ですね。
しかし、この緊張感は非常に大事です。
場所は見慣れた教室、面接官はいつも指導してくれる講師、
隣には、普段から机を並べて学んでいる同級生で、
面接官からの質問も、これまで行ってきた自己分析に基づき、
平易なものを数問だけ行いましたが、
面接後の感想では、
「用意していた解答を、100%言えなかった。」
「解答中に、緊張で頭が真っ白になった」
と話していました。
「手応えがありました!」と言う学生はごく一部ですが
「良い経験となりました!」と、前向きにも捉えていました。
面接練習が終わると、「面接官」はいつもの講師に戻って、
学生一人ひとりに所見を伝え、アドバイスをしていきます。
よく知っている校舎という「ホーム」でやる練習ですらこれだけ緊張すること、
玄関や建物の内部、面接官の顔すら当日までわからない本番の「アウェイ」にうって出るには、
さらに練習をしていかなければいけないことを、お互いに確認していきます。
そして、学生は
「今日からは、実験や学習に加えて、就職や編入に対しても改めて本腰を入れる必要がある!」
と、これからの就職活動や編入試験へのモチベーションを上げていきます。
講師も、
「いつも言っている通り、皆さんの就職・進学も全員でサポートしていくから、一緒に頑張ろう!」
と、再度伝えていきます。
こうして、今年度の一年生の「就職・編入学活動」のエンジンが掛かりました。
最後には、就職内定や大学編入学を決めた2年生の先輩たちに来てもらいました。
全員、本校へ入学した経緯や動機はそれぞれ違いました。
そのため、就職や編入学を決めるまでの道のりも各人各様。
一つの質問に対し、様々な角度からの答えを返してくれます。
もう12月。
冬期休暇が明けて来年になれば、本校に入学した目的である
就職活動・大学編入学試験はもう目の前です。
いや、すでに始まっていると考え、今日の経験を糧に、
そして起爆剤としてさらに自分自身を見つめ直し、企業研究も進めていきましょう!
わからないこと、気になることは勉強や実験同様、いつでも相談にのります。
担任はもちろん、全教員が皆さんの伴走者です、遠慮なく声をかけてください!
by ゆきだるま