2021.01.15
今日は、1年生の定量分析実験、最終日の様子をお伝えします。
「定量分析」とは、目的の化学物質がどれだけ含まれているのか、
分析結果から量を算出する分析です。
この定量分析実験は、後期に実施する実験で、これまでさまざまな分析方法を学んできました。
(これまでの1年生の実験の様子はこちらや、こちらから♪)
中でも「滴定」は、もっともよく使われる分析手法です。
そのため、毎年、定量分析実験の最終日に、
「滴定」の技術が身についたかどうかの確認を行っています(昨年の様子はこちらなど♪)。
これまでの実験は、グループで取り組んできましたが、
今日は、各人の技術が身に付いたかを確認するため、
ひとり一台ずつの実験器具を用意しました。
この日に備え、ガイダンスも行ったので、最初は不安げだった学生たちも、
実験器具を目の前にすると、いつもの表情を取り戻して実験に取り組んでいました。
準備してきた自作のノートを見ながら、進めていきます。
1年間、実験を行ってきただけあって、ホールピペットのメモリを
あわせる姿もさまになっています。(^_^.)ノ
実は、この滴定技術の確認は、国家資格である「化学分析技能士」と、
同じような形式で行います。
本校では、たくさんの資格取得を推奨していますが、
国家資格の中には技能検定と呼ばれる、その道の専門家を認定するための資格があります。
その中で唯一、化学分析に関する資格が「化学分析技能士」なのです。
本校では、入学から卒業までの方針や目標を表す、3つのポリシーを設定しています。
その3つのポリシーの中の「到達目標」として、
化学分析技能士3級の全員受験・合格率100%を目指すことを掲げています。
そのため、2年生になったら、この「化学分析技能士」を全員が受験することになっています。
(今年の2年生が受験した様子はこちら!)
今日の実験の結果をしっかり振り返り、来年度の本番に備えてほしいです。
by かん太郎