2021.01.19
今日は寒い一日となりましたが、
2年生は卒業研究発表会を来月に控え、
最後の追い込みに熱を入れて取り組んでいます。
実験ができるのもあと数回。
実験室では、より高い信頼性のある結果とするため、
2年生が最後の実験をしていました!
こちらは、微生物に対するお茶の抗菌性を調べている班です。
安全キャビネットという無菌的に操作のできる装置の中で、
自分たちが操作したい微生物のみを取扱います。
見えない微生物を相手に、手際よく協力しながら進めていました。
こちらはHPLCという分析機器を前に、
これまでに得られた分析結果を見直している2人です。
いつもこの分析機器を使い、その日の機器の調子を見ながら
設定条件を調整し、この数ヶ月間で多くのサンプルを分析してきました。
「いろいろなトラブルもあり、悩まされることもありました。
でも、扱いには慣れました!」
と、話してくれたのは、写真手前のF君です。
F君は、来年度から工業用油などのリサイクルを行う企業で
分析職として働くことが決まっています。
下の写真は内定時に撮った写真ですが、
企業でもこのような分析機器を数多く扱うことになります。
本校学生は、入学前、例えば高校生のときに、
ほとんど、もしくは、全く実験をしてこなかったという学生が多いのですが、
その中でF君は、逆に実験をしていたというタイプの学生です。
そのため、高校卒業時に就職することもできましたが、
さらに専門的な技術を身に付けて、
より良い条件の企業で分析技術者として働きたい考え、本校に入学しました。
大人しく優しい性格で、面接を受け始めた当初は、
大きな声で元気さを出すことに少し苦戦をした時期もありました。
それらを少しずつ克服し、人物面も評価されて採用に至っています。
F君に当時を振り返ると、
「この2年で、技術的に、人間的に、
ほんとに成長したと自分でも思います!」
と、自身で話せるほどにしっかりと社会人になる準備も
できていました。
2年生のみんな、卒業研究もあと少しです!
最後のラストスパート、頑張って!
By ぽてと