2021.02.09
今日は実験室に大勢の1年生が集まりました。
今から何が始まるのでしょうか?
(実験開始前なので一部保護メガネを着用していない学生も居ます)
正解は、昨日行った道頓堀川水質調査で採取したサンプル(川の水)を、
本校の学生たちが分析しています!
【道頓堀川での採水の様子は↓↓コチラから↓↓】
・道頓堀川水質調査 ~17年目・第66回がスタート!~
今日調べるものは大腸菌やバクテリア(細菌)の量。
道頓堀がどのような状況になればキレイと言えるかは判断が難しいところですが、
少なくとも道頓堀で泳ぐ(飛び込む)ために必須の条件は、
「大腸菌が居ない」こと。
ちなみに過去に行った調査の結果はと言うと...
【気になる方は↓↓コチラから↓↓】
・Stop the 道頓堀ダイブ
大腸菌が居なければひとまず泳いでも大丈夫だろう、
ということなのですが...
あまり好ましい表情には見えませんね。
実は結果が良かった・悪かったという問題ではなく、
単純にサンプル数の多さに疲れが見えているだけです。
それもそのはず。今日1日で数百におよぶサンプルの大腸菌やバクテリアの計数を行いました。
冒頭で大勢の1年生、と書きましたが、
大勢集まった理由は単純に分析するサンプルが多いからです。
人海戦術でさばいていっても、疲れは隠せません。
それでも「何だかんだ実験は楽しいです」と言ってくれる学生たちが心強いです。
さて、気になる今日の結果ですが...
道頓堀に飛び込んだり泳いだりがOKと言える日は未だ先のようですね。
我々の生活の中で、安全かどうかということには全て「線引き」が行われています。
海やプールであれば遊泳基準と呼ばれるものであったり(今回で言うと大腸菌の有無)、
食品であれば賞味期限・消費期限であったり。
それらの線引きを行うための基準を作ったり、
あるいは基準に沿っているかどうかを調べたりするのが
本校の看板でもある「化学分析」です。
普段の授業や実験はもちろん、道頓堀川水質調査のような課外活動を通じて
化学の知識、実験の技術、そして実務実践力を培ったうえで
本校の学生たちは化学分析のプロになっていきます!
ひとまず、今日はおつかれさまでした。
byカトキチ