2021.02.04
昨日は、2年生の卒業研究発表会を実施しました。
その余韻が残る中、1年生が登校していました。
1年生は今年度の授業や実験が全て終わり、現在は春期休暇中です。
しかし、就職活動や大学編入学試験に向けた準備を進める大事な時期でもあります。
そのような中、登校した1年生が教室で集まって行っていたのは、資格試験の勉強です!
それぞれの目標が、就職や大学編入学と異なっても、
本校在学中に資格をたくさん取っておきたいという学生たち!
それぞれが手にしているのは資格試験対策の問題集です。
多いのは、国家資格の危険物取扱者(甲種や乙種第4類)で、
中には英語のTOEICの対策本もありますね。
本校では、数ある資格の中でも特に取得を推奨している資格があります。
それは、多くの学生が手にしている国家資格の危険物取扱者(乙種や甲種)です。
この資格は、全員受験を前提に、本校が掲げる3つのポリシーの到達目標の1つとしています。
3つのポリシ-については、コチラのページをご覧ください。
危険物取扱者とは、化学薬品を取り扱う上で必要な知識が問われます。
学生たちが将来働く企業では、何らかの化学薬品を扱うことは間違いありません。
そのためにも、今、取得しておくことが大事であり、将来にも活かせる資格なのです。
実は、明日、この危険物取扱者の資格試験を本校で行います。
対象は、もちろん本校学生のみです。
このように校内で実施するのは、今年度2回目です。
1回目の資格試験の様子はコチラのページをご覧ください。
特に今、この資格試験を一般の方と同じように受験しようとすると、
会場の大きさ、地域によって受験者数が感染対策として制限されているため、
願書を出しただけでは受験できません。
願書を出した中からさらに選ばれることで、ようやく受験機会が得られる状況です。
しかし、今回は本校学生のみを対象として、本校内で実施するため、
多くの学生が制限無く、乙種第4類や、最も難しい甲種を受験することができるのです。
学生たちはこの貴重な機会を活かすため、
学校へ登校し、資格試験の勉強をしていたのです。
この中には、高校生の時に化学を勉強していなかった学生もいます。
このような学生は決して珍しくはないのですが、
入学して1年が過ぎようとすると、こうして化学の専門知識が問われる
資格試験に臨めるようにもなるのです。
資格試験合格に向けて、学校の普段の授業や実験自体が対策となっていますが、
それ以外にも資格取得対策講座という機会を活用しながら、
資格試験対策を進めてきた1年生。
そして何より、同じ方向を目指している周りの友人たちがいることが、
学生の背中を押す要素になっていることも間違いありません。
上の写真右側に写るYさんは、1回目の受験で乙種第4類に合格しています。
今回は、難易度の高い甲種を受けます!
これも当たり前のようですが、実は本校学生だからこそ目指すことができています。
なぜかというと、一般に甲種を受験する際、
「化学系の単位を15単位以上取得していること」が条件の1つです。
仮に大学生の場合、大学3年次にならなければ、
化学系単位を15単位も取得することができないことが多いです。
そのため、受験したくてもできないのです。
しかし、本校学生の場合は、1年生の前期を終えた段階で、
この条件をクリアするため、甲種を受験できるようになります。
甲種は、決して簡単な資格ではないですが、
Yさんなら合格できると期待しています!
1年生は、それぞれの目標に向かって1つずつ階段を上り、
最後には立派な分析化学技術者となってもらいたいと思います!
明日は実力を発揮できるよう願っています!
By ぽてと