2021.02.27
本日、分析化学応用学科(2021年度より化学分析学科へ名称変更予定)の
今年度の授業が全て終わりました。
そして、2年生にとっては、本校での最後の授業が終わったことになります。
授業後に記念の1枚を撮りました。
ホッとした表情の学生もいれば、まだ実感が湧かないといった感じの学生もいますね。
(撮影の瞬間だけ、任意でマスクを外してもらっています)
ここで、写真に写る学生たちが在籍する化学分析学科について、ご紹介します。
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「化学分析学科」
があります。
週末を活用することで、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・
化粧品総括製造販売責任者・環境管理士(2級))も卒業と同時に全員が取得することができます。
また、授業は週末だけなので、平日は地元で仕事をして、週末だけ大阪に来て、
通学することもできます。
このような特徴を持った化学分析学科に在籍する学生の入学目的は、例えば、
技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得など多彩です。
そして、多種多様な目的に対応するため、1学年あたりの定員を20名として、
少数精鋭で開講しています。
上で述べたように、化学分析学科には幅広い年齢層、様々な経歴や背景、
そして色々な目的を持った学生がいます。
上の集合写真に写る2年生にも様々な学生がおり、例えば、
下の写真に写るM君は父が経営する化粧品会社を盛り立てていくために必要な
化粧品関連の資格の取得と、化学の知識の修得のために名古屋から通って来ていました。
写真の左に写るH君はアルバイトで学費を稼ぎながら、好きな化学をもっと学びたいと
高校卒業後すぐに入学してきた学生です。
本校でバイオにも興味の幅が広がったH君は大学編入学試験に合格し、今春から大学生です。
また、遠距離通学する学生も複数名おり、上のM君は名古屋からでしたが、
下の写真に写るMさんは、なんと大分から、毎週通って来ていました!
Mさんは金曜日の夜にフェリーで大分を出て、土曜日の朝に大阪に着き、大阪で一泊、
日曜日の夜に新幹線で大分に帰るという通学スタイルを2年間続けていました。
また、将来を見据え、今のうちにスキルアップをしたり、資格を取得したりしておこうと考えて、
入学してきた学生もいます。
例えば、下の写真のH君は現在すでに分析職で仕事をしていますが、
将来はもっとも興味のある医薬品分野で仕事がしたいと考えており、
そのためにも、もっと分析のスキルを高めたいとの思いで入学してきた学生です。
上の写真のT君は香水が好きで、将来、チャンスがあれば香水を扱う会社を起業したい
と考えて、その時のために今のうちに資格を取得しておこうと入学してきた学生です。
このように、週末を活用して知識と技術を修得してきた学生たちは、これから
それぞれの道できっと活躍してくれることと思います。
担任として、皆さんの健闘を心から祈っています!!
by みなと