2021.04.26
1年生が初登校をした4月6日(火)から、3週間が経過しました。
先週は実験室での白衣デビューを果たし、学校生活にも少しずつ慣れてきたように思います。
下の写真は、1年生の基礎化学実験の様子です。
今日は、いきなり実験をスタートするのではなく、それぞれの実験の概要や流れ、
気を付けるポイントなどを説明する、ガイダンスの日でした。
本校へ入学したばかりのほとんどの1年生は、入学前に実験を経験していません。
そのため、
『実験器具の扱い方がわからない』
『ガラス器具を触ったこともなければ、みたこともない』
という学生たちがたくさんいます。
そのような実験をしたことがない1年生へ、安全に実験をしてもらうために、
実際の実験器具を見せたりしながら、
少しでも実験の『イメージ』をもってもらいたいと考え、ガイダンスを行っています。
こちらでは、中和滴定という実験の説明を行っています。
実際に滴定をする際の、手の動きなどを示しています。
写真で説明しているこの先生は、今年の3月に本校を卒業し、
4月より学生たちに実験を教えていますが、
2年前に本校に入学するまで実験経験はありませんでした。
1年生の誰もが思う『はじめて器具に触れて、実験をする緊張や不安』を一番理解している先生でしょう。
今では学生たちの前に立って、堂々と『実験することの大切さ』も含めて指導しています。
『きっと君たちも大丈夫!』
その言葉に、聞いている1年生も安堵したことと思います。
また、下の写真は、2年生の環境分析学科の実験の様子です。
N君が、滴定の実験をしています。
上で示した写真で1年生が教わっていた滴定操作をしているところです。
さすがに慣れた手つきで行っています。
とは言っても、Nくんも入学までは実験を多くしていた訳ではありませんでした。
今の1年生と同じで、一から学んで修得してきた学生です。
1年生の基礎化学実験は、次回から実際に実験を行います。
いろいろと経験をして、1年後には、2年生のNくんのように実験をマスターしていくことでしょう!
1年生のみんな、安心して一緒に分析化学者への道を歩んでいきましょう!
BYとーや