2021.04.23
本日、環境分析学科の2年生は本格的な水質分析に初挑戦しました!
まずは、本校の前を流れる大川で、川の水を採取することから実験が始まりました。
昨日のブログ「新しい白衣を着て実験デビュー!」で、
真っ白な白衣に身を包み、楽しそうに初めての実験に取り組む1年生の様子をご紹介しましたが、
本校では、1年生の時は全学科で化学分析の基礎的な手法をしっかりと身につけます。
そして、2年生になると学科ごとの専門的、かつ実践的な実験を行い、仕事で役立つ技術を修得します。
以下の2年生の様子と、昨日の1年生のブログをご確認いただくと、
いかに一年間で成長するのかを実感いただけると思います!
さて、環境分析学科の2年生も、公定法と呼ばれる日本工業規格(JIS)で定められた方法で水質分析を行い、
環境分析の仕事に就いた時に即戦力となるための技術を学んでいます。
採水したら、すぐに水温を測るといった細かなことも、実務として行う時と同じように実験でも行います。
分析の項目に合わせて、持って帰ってきた川の水の一部を物凄く目の細かいフィルターで
ろ過しています。
正しい分析を行うには、測定項目に合わせて、適切な前処理を行うことが重要となるので、
その技術と理由を学ぶことも2年生での実試料を用いた実験の目的の1つです。
ガラス器具の使い方は1年生の時にきっちり修得している2年生。
春休みがあって、2ヶ月ぶりの実験ですが、その手つきは慣れたもので、安心して見ていられます。
さらに、1年間を一緒に過ごした同じクラスの仲間だから、チームワークもバッチリ!
2年生になると自分たちで実験テキストを見ながら、お互いに相談や確認を行いながら、自主的に実験を進めていくようになります。
『やっぱり、実験は楽しいですね!』
『久しぶりの実験で、きちんとガラス器具が使えるか、実験の仕方を覚えているか、
少し不安でしたが、意外と自然に体が動いて、基礎的な技術が身についていることを感じ、
自信になりました。』
『1年生の時と違って、実際の川の水を使って実験しました。本格的になってきたなと思い、
これからの実験も楽しみです。』
といったコメントを聞かせてくれた学生たち。
実験中も、こんな笑顔があふれていました。
本校の学生はみんな、やはり実験が好きなのだな、と感じます。
2年生前期の実験では、水質だけではなく、大気や土壌の分析の仕方や
作業環境測定や臭気測定など、様々な環境分析の技術を学びますので、
1つ1つ着実に修得して、環境分析のプロフェッショナルを目指していきましょう!!
by みなと