せんせのブログ

【土・日開講「化学分析学科」】川の水の細菌を調べよう!

2021.05.30

本日は川の水質検査の実験を行いました。
この実験では川の中に含まれる細菌がどのくらい含まれているのかを調べます。
まずは実験に必要な川の水を採水するため、バケツを持って本校の前を流れる大川に行きました。
DSC_1668.jpg

細菌を扱う実験は清潔な状態で行うため、実験する私たちは手や指アルコールで消毒を行い、
使用する実験器具類は「オートクレーブ」という機械に入れて滅菌をします。
DSC_1665.jpg

滅菌する意味について説明をするM先生。
※実験前の説明中のため、まだ保護メガネはかけておりません。

次に細菌を培養するため細菌が好む栄養素が含まれている「培地」を作成します。
採水した川の水を一滴加え、均等になるように塗り広げていきます。

DSC_1677.jpg

簡単に見えるこの操作、実はとてもデリケートな作業であり慎重に行っています!
次に細菌が増殖しやすい温度に保った「恒温槽」という機械に入れて、翌日細菌を観察します。
※細菌を扱う実験では、肘までアルコール消毒をするため腕まくりをしています。

このように初めて行う実験でも疑問があれば我々教員に気軽に質問できたり、
一人ひとりが実験に確実に参加できる「化学分析学科」は、定員が20名の少人数制であるのが特徴です。
この本学科についてご紹介致します。

土曜日・日曜日開講の本学科で学ぶ方の多くは平日、仕事をされている方、
大学に通っている方やしばらく学業から離れた主婦の方などが対象です。
さらに、それぞれの学生が学びたい分野も様々であるため、本学科では、環境・金属材料・医薬品・化粧品・食品・
バイオ・有機材料などの幅広い分野の知識と技術を総合的に学べるカリキュラムとなっています。
 また、平日学科と同様に2年間で卒業することができ、国家資格を含む4つの資格
(毒物劇物取扱責任者、化粧品製造業責任技術者、化粧品総括販売責任者、環境管理士(2級))を
卒業と同時に取得することが可能です。

初めて化学を学ぶ方でも基礎化学から丁寧に指導していきますので安心して学ぶことができます。
特に実験では、実験器具類を存分に扱うことができることも特徴でありますので、分析技術を習得できます。
我々教員が一人ひとり目的に向かって行けるようサポートしていきます!

byあららん