2021.06.28
そろそろセミの声が聞こえてきそうですね。
本日、本校に届いたのは企業からの内定の報せです!
(撮影のために一時的にマスクを外しました。)
内定をいただいたのは2年環境分析学科のSくん(写真左の男性です)。
内定をいただいた企業は上下水道の検査、分析および管理を行っており、
本校の環境分析学科で習得した実験の技術や知識を直接活かせる就職先です。
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・本格的な水質分析に挑戦!
・環境分析学科 学科紹介
Sくんは高校生のときから環境分野への就職を考えていました。
しかしながら、環境のことを学び、その道の専門家になる手段はそう多くありません。
進路で悩んでいたときに、地元の大阪にある化学の専門学校、すなわち本校に
環境のことを学べる学科があることを知り、入学を決意しました。
「学校に入る前から環境分野の就職を考えていて、
もちろん楽な道ではないだろうと思っていましたが、
本当に目標としていた分野で内定がもらえて良かったです。」
環境分析学科の2年生は今まさに、授業や実験で
水質の調査・分析を習っているところです。
学校では試験管などのガラス器具で手分析したものを
企業では分析機器を利用して短時間に多量のサンプルを
分析する場合が多いです。
しかしながら、手法が異なったとしても、
分析の原理については手分析も機器分析も同じです。
例えば上の写真でSくんが手に持っているピンク(紫色)の液体は
ザルツマン法と言う手法で水中の硝酸塩や
大気中の窒素酸化物(NOx)を発色させたものです。
やり方に多少の差異があっても、原理は同じ。
すなわち、今習った知識や行っている実験と全く同じ原理で
これから企業で仕事として臨むことになります。
直前の面接練習では、緊張して早口になったり、
同じことを繰り返して言ってしまったり、
つまずく場面も少なからずありましたが、
こうして無事内定がもらえたのであれば、
教えた方も教え甲斐があったというものです。
目標にしていた分野・企業に就職できたSくん、Congratulations!
byカトキチ