2021.08.05
昨日の高校生の先生向けの「授業で使える化学実験会」を実施しましたが、
本日は、高校生向けの化学実験会「すぐできる!なるほど・ザ・化学実験会」を開催しました!
この実験会は、例年夏に実施していますが、
昨年度はコロナウイルス感染防止の観点から中止しましたので、2年ぶりの実施となります。
もちろん以下の感染防止対策を行って実施しました。
今日のラインナップはこちらです。
○とろろ昆布が卵を産むってホント?
○化学で鏡を作ろう!
○水がガラスに!?
○シャボン玉の歌に対抗?
校長先生からは、開会の挨拶と共に、実験の大切さについてお話がありました。
文部科学省の小学生と中学生の比較調査では、理科の実験をやっている生徒の方が、
理科の大切さや楽しさを分かっているというデータを示して話をしています。
そしていよいよ実験です。
では、4つの実験を簡単に紹介しましょう。
最初の実験は「とろろ昆布が卵を産むってホント?」です。
みなさんも食べたことのあるとろろ昆布から「アルギン酸」を抽出して、人工イクラ(=卵)を作ります。
食紅を加えるとカラフルなイクラに!
2つ目の実験は「化学で鏡を作ろう!」です。
「銀鏡反応(ぎんきょうはんのう)」という反応で化学的に鏡を作る方法です。
数種類の液体を入れて、混ぜていくと、鏡で覆われます!!
ガラスの小瓶やプラスチック製のシャーレも鏡になりました!!
3つ目の実験は「水がガラスに!?」です。
「ケイ酸ナトリウム」という液体を、こちらも液体の塩酸で中和していくと、液体の中から結晶化したガラスが出現します!
赤く色づけているのか、ガラスです。
シャーベット状になっています。
4つ目の実験は、「シャボン玉の歌に対抗?」でした。
シャボン玉は、ふわふわと漂うくイメージが強いです。
しかし、重曹とクエン酸を使用して、
多くの二酸化炭素を発生させたケースにシャボン玉をいれると、
シャボン玉が直線に並ぶのです!
これは、二酸化炭素は空気より重いため、ケースの下にたまり
シャボン玉はそこから下に落ちることはできないので、
空中で一直線に並んでいるように見えるのです。
(写真では少し見にくいですが。。)
その後は、分析機器の説明や化学についての講演も行いました!
今回参加いただいた生徒の皆さんからは、
「より化学の面白さを知ることができました。」
「先生たちの教え方がとてもやさしかったです。」
「高校の授業や部活でできないことを体験できて楽しかったです。」
「苦手だった化学が好きになりました。」
と化学実験会を楽しんでいただけたようです。
このような状況の中、参加いただいた方々、ありがとうございました。
そして残念ながら、今回参加できなかった方は、
高校理科教員や高校生を対象にした「土曜化学実験会」にぜひご参加ください。
☆土曜化学実験会
第1回 令和3年10月16日(土)
第2回 令和3年12月 5日(土)
※時間はいずれも午後1時30分から午後4時です
今後も本校ではこの様な実験会を開催する予定です。
化学の面白さを知る機会にしていただければ幸いです。
by ましおか