2021.09.14
今日は1年生の健康化学分析学科と生命バイオ分析学科の学生達が初めて分析機器に触れた、
「機器分析化学実験」の様子をお伝えします(^ ^)
1年生の前期の実験では、自分たちの手でガラス器具などを使い実験を行う
「手分析」といわれる手法を中心に学びました。
先週から始まった後期は、それらの経験を生かしつつ機器を使った分析方法を学びます!
実験の第 1回目はガイダンスになるので、今週から本格的に実験に取り組みます!
↓先週の様子は以下から↓
後期の授業が始まりました!
「機器分析化学実験」では全部で8種類の分析機器について学びます。
今回は「赤外線吸収スペクトル分析法」について見ていきます。
「赤外線吸収スペクトル分析法」とは、赤外線を使う分析方法です。
赤外線は、テレビのリモコン等にも使われている光で、普段私たちの目には見えません。
目に見えない光ですが、物質に当てると、ある特定の箇所が伸縮等をすることを解析し、
その物質がどのような化学的構造をしているのかを知ることができます。
新たに開発・合成した物質の化学構造を確認するために使われたり、
製品の中に混入した異物の成分を分析する際に使用される分析方法です。
学生達は、この日のために先週の実験ガイダンスを聞き、予習もしていましたが、
初めて見る分析機器はどう触っていいかわかりません。
ですので、実験の最初に担当教員から分析機器の使用方法について学びます。
教わった後は、学生達が直接操作していきます。
解析についても担当教員からマンツーマンで学べるので、その場でわからないことを解消していきます。
一通り触れば、今度は学生達だけで測定〜解析ができるかチャレンジしました。
最初は不安そうな表情を見せていた学生も、慣れてしまえばサクサクと操作を進めていきます。
さて、初めて分析機器を触った実験で学生達はどう感じたのか、実験終了直後にインタビューしてみました!
この時期はまだ分析機器の名前もはっきりと覚えられていない学生でも、
これからの実験や2年生の卒業研究を経て卒業する頃には、
「普通に」使えて、原理も理解できている姿を多く見てきました。
今年の1年生もそうなることを楽しみに思いながら、これからの実験も見守っていきたいと思います。
もちろん、担当外でもわからないことがあればしっかりと答えますよ!
by サブロー