日本分析化学専門学校

本日も１年生が企業の現場に伺い、実際の業務について学んだり、
取り扱っている製品を体感する実習を実施しました。


今日訪問した企業は「コスモルブサービス株式会社」です。
石油・エネルギーの大手、コスモグループのひとつであり、放熱剤や産業用グリースなど
潤滑油製品を中心に取り扱う、創立100年の歴史を持つ企業です！

製品の成分や品質には強いこだわりがあり、
自社製品やコスモ石油グループ企業の製品分析を行っています。

本校の体験入学等でも述べていますが、正直なところ、
「分析化学」というものは普段あまり見聞きしない分野です。
文字で何となくはイメージできるものの、どのような場面で使うのか、
意識しても中々活躍の場に遭遇できません。
分析化学の知識や技術を学ぶ本校学生でも、
実際の仕事の中で分析化学がどのように使われているのか、
容易に想像できるものではありません。

そこで企業等と連携して、仕事として分析化学がどのように活かされるのか、
実際に現地に行って実習をしてもらっています。
最近では大学や専門学校のオープンキャンパスもオンライン化が進み、
逆に現地で現場を直接見られる機会が減少しつつあることを踏まえると、
貴重かつ有用な実習と言えるでしょう。

「潤滑油ってサラサラなものをイメージしていました。想像以上の粘り気に驚きました。」
というコメントも、実際に触ってみたからこそ生まれた感想でしょう。

また、当企業では本校のOB・OGが活躍しており、5名の卒業生が主力製品に携わっています。
「シンプルに見えてコツやノウハウが必要となる、やりがいのある仕事です。」
とコメントいただきました。


多くの1年生にとっては企業を訪れる初めての機会であり、
しかも全員スーツで、なので緊張したと思います。
ご担当から「説明についての質問はありますか？」
との問いかけにも、ちょっと手が上がらないかな...と思いきや、
数名から手が上がって驚きました。

実習後に、今日の感想を聞いてみると...


「質問するのは少し恥ずかしかったですが、勇気を出して質問できました」
「学校で学んだ知識や技術が活かせそうだし、
　分析機器等がどう活かされているのか具体的なイメージが湧きました。」
といったコメントが出てきて、当初の目論見が十分に達成できたと思われます。

【本日以前の企業等実習の様子は↓↓コチラから】
・現場の先輩から学ぶ！～企業等実習①～
・現場の先輩から学ぶ！～企業等実習②～

1年生のみなさん、これから自分が働きたい企業を選び始めると思います。
その際、今回の企業等実習で体験したことや得られた情報を存分に活かしましょう！

byカトキチ