2021.11.12
文部科学省の委託事業である
令和3年度「専修学校における先端技術利活用実証研究」
(専修学校遠隔教育導入モデル構築プロジェクト)の1つとして本校より提案していた
「化学分野等における先端技術を活用した実習科目の遠隔教育モデル構築事業」が
正式に文部科学省より採択され、本日は第1回目の実施委員会を校内で行いました。
委員会は、重里校長が委員長を務め、
日本化学会、大阪府職業能力開発協会、高等学校、
大阪府専修学校各種学校連合会工業部会、化学分野やインターネット産業に関わる企業や団体、
そして複数の専門学校など、多数の皆様にご賛同いただいています。
本日の委員会は、WEBで参加された委員や本校関係者を含め18名で行いました。
下の写真は、冒頭でのあいさつをしている委員長(校長)の様子です。
今回の事業の目的は、昨今の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で
ニーズが高まった遠隔授業において、実験実習の課題も明確となりました。
これは本校のみならず遠隔教育の中で、従来の教育と同等の効果を上げることが共通課題にもなっています。
そこで本事業では、仮想空間の中で技術教育を行うためのプラットフォーム・コンテンツを開発することを目的として、
遠隔教育の新たなモデルを作り上げていきたいと考えています。
これらを通し、化学分野だけでなく関連分野へ展開することも見据え、
さらなは社会人の学びなおしや高校と専門学校と連携した教育活動にも広げていきたいと考えています。
また、本校では、昨年度までの3年間でも
同様の文部科学省委託事業の「専修学校リカレント教育総合推進プロジェクト」の1つとして
「eラーニングを活用した化学分野学び直し講座実施モデル構築事業」に取り組み、
卒業生や企業、その他団体から多くの方々に協力をいただき成果を残すことができました。
この成果については、こちらのページでまとめて報告をしております。
▼文科省委託事業 成果報告(2018~2020年度)
昨年度までに取り組んだ、この「eラーニング」を活用した事業で得られた経験と実績も活用することで、
さらに実験・実習の遠隔教育モデルを構築できるものと考えています。
今回の実施委員会では、事業概要や今後の計画、
そして今年度実施する調査概要などについて説明し、審議されました。
下の写真は、電子黒板上に投影された説明動画をご覧いただいている様子です。
途中、各委員からはこれから始まる本事業に対する期待と共に、
貴重なご意見も頂戴しました。
今年度は残り数か月となりますが、まずは遠隔教育モデルに対するニーズ等の実態調査や、
VR技術を活用した実習など事例、その他、技術教育手法の事例などを調査する予定で、
本事業の進捗は、また報告いたします。
実験のVR化、化学教育向上への新たなチャレンジです!
By ぽてと