2021.12.05
本日は令和3年度の「第二回土曜化学実験会」を開催しました。
土曜化学実験会は、中学校や高校の先生方や生徒の皆さんに、
日頃、なかなかできない化学実験を行う機会を持っていただこうと会員制で行っているイベントです。
本校で平成14年度より年2回程度開催しており、毎回ご好評をいただいております。
今年度2回目となります今回は教諭7名、生徒6名の計13名と、多くの方にご参加頂きました。
第一回目の土曜化学実験会の模様はこちら↓
[【土曜化学実験会(第一回)】10月16日の模様です!]
今回は
・きなこの中身はなんじゃろな?
・君たちは本当の納豆を知らない
の2テーマで実験を行っていきました。
まず今回実験会を行うにあたって本校の協力学生の紹介をし、
次に実験担当教員からの実験の際の注意事項を話し、いざ実験室へ!
1個目の実験、「きなこの中身はなんじゃろな?」では、
身近な食材である大豆(きな粉)には、「畑の肉」と呼ばれるように豊富なタンパク質を含んでいます。
ここでは、そのタンパク質を構成するアミノ酸に含まれている主要な4つの元素を、様々な試薬を使って確認していきました。
きな粉の色が変わっていく様子をじっくり観察していました(^^)
この実験では「塩化コバルト紙」と呼ばれる試験紙を使用するのですが、
今回は参加者の皆様に試験紙も1から作って頂きました。
試験紙を手軽に作ることが出来ることに驚きを感じ、カメラで記録している方もいました。
2つ目の実験、「君たちは本当の納豆を知らない」。
本当の納豆とは?と疑問に思った方もいるかもしれません。
我々の生活用品に広く用いられているプラスチックの原料と言えば、その多くは石油を原料としています。
しかし、環境問題が深刻化する中、生分解性プラスチックが注目されています。
生分解性プラスチックとは、使用後に自然界の微生物の力で水と二酸化炭素に分解され、自然に還るプラスチックのことです。
今回は納豆から重曹やクエン酸など、身近に手に入れることが出来るものを使って、
生分解性のプラスチックを合成していきました。
混ぜて生分解性プラスチックができた時は、参加者の方々から「おぉ〜!」と声が上がりました(^-^)
実際に作っている様子はこちらの動画をご覧ください↓
恐るべし大豆の力。大豆の加工品から展開される実験に驚いている様子でした( ´艸`)
土曜化学実験会を通して、参加者の方々から
「身近なもので実験できて楽しかった!」
「学生さんのサポートがあって嬉しかった」
「高度な機器を使わず、手軽で楽しい実験だった」
と感想を頂きました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
今回参加できなかった方も、次年度以降も開催を予定しておりますので、興味がおありの方は是非ご参加ください!
Byきゃっさば