2021.12.14
「ウツボカズラ」という名前を聞いたことがありますか?
ウツボカズラとは食虫植物の一種で、普通の植物がなかなか育たない
栄養の少ない土地で、根から養分を吸収するだけでなく、
昆虫などの小動物を罠にかけて捕獲し、そこから栄養を吸収し
成長していく植物です。
以前も本ブログで取り上げていますので気になる方はこちらもご覧下さい!
↓
〈今年もやります!ウツボカズラ!~外部連携による卒業研究~〉
兵庫県立フラワーセンターと共同でウツボカズラを題材に研究を5年前から行ってます。
ウツボカズラが栄養を取るために昆虫などを誘引する香りを分泌します。
今年から新たにその分泌成分には一体どういうものが含まれているのかというテーマを開始しました。
本日は、ウツボカズラの様々な種類から採取した試料を、ガスクロマトグラフへ打ち込んでいました。
その時の様子はこちらをご覧下さい↓↓
ガスクロマトグラフではこのようにじわじわと、「ピーク」と呼ばれる山のようなものが出てきます。
この山の位置によって、どんな成分か調べることができます。
条件を変えてガスクロマトグラフにかけた結果を卒業研究の担当教員に
相談している様子も見られました(^ ^)
2年生となっては機械の扱いもお手の物!
立ち上げ、試料の打ち込み、データの解析まで全て学生が行っています。
たった1年でここまで成長する姿に、近くで見ていた私も驚嘆していました。
そして測定結果はというと。。。
バラの香りと似た成分が含まれている可能性があることが分かりました!!
本日担当教員と相談した測定条件をもとにより詳細な解析を進めていきます。
年を越せば、いよいよ卒業研究発表会に向けて本格的に準備が始まります。
良い結果となるよう今後も頑張ってください!
Byきゃっさば