2021.12.24
学生にクリスマスプレゼントが届きました!
医療医薬分析学科のNくんに内定のうれしい知らせです。
実験を仕事にしたい、医薬品分野で働きたいという入学当初からの希望を叶え、
大人しい性格から控えめな笑顔ですが、本当にうれしそうなNくんです。
(撮影の瞬間だけ、マスクを外しています)
Nくんが内定した企業は精製という化学物質の純度を上げる技術に優れた企業で、
他社からの依頼を受けて、医薬品原料、化粧品、香料、機能性食品原料などを合成から精製まで一貫して行っておられる企業です。
Nくんは元々実験が好きでしたが、高校では全く実験をさせてもらえませんでした。
そのため、高校で進路を検討する際に、たくさん実験ができて、実験技術が身に付き、
その実験技術を活かして就職ができる学校を探していて、本校を知ったそうです。
そして、本校に見学に来て、実験がたくさんできること、
様々な分析機器に直接触れて使い方を学べることを知り、入学を決めました。
しかし、入学に際して、不安がなかったわけではありません。
高校では化学を選択していなかったため、本格的に化学を学んだことがなかったこと。
上でも書いたように、化学の実験をしたことがなかったこと。
Nくんに、こんな不安を抱えながら入学してきた当時のことを聞くと
「授業も実験も基礎から丁寧に教えてもらえたので、不安はすぐに安心へと変わりました。
僕以外にも化学を学ぶのは初めてという友達もたくさんいたので、より安心できました。」
と話してくれました。
入学当初から医薬品分野で働きたいと思っていたNくんは就職活動において、
一貫して医薬品分野の企業を受けてきました。
しかし、就職活動で思わぬ大きな壁にぶち当たります。それは・・・
Nくんの素は明るく、気さくで、友達も多い学生なのですが、
元来、穏やかで大人しい性格、声も小さめで、通りやすい声質でもなかったため、
面接試験を受けると「元気がない」「自信がなさそう」と見られてしまっていました。
自分を変えなければと思うほどに逆に自信を失い、就職活動が停滞した時期もありましたが、
元気に話せるようになるためにも、自己分析を繰り返して、自信につなげていきました。
さらに、2年生になって専門的な実験を行う中で、好きな実験を仕事にしたいと改めて思ったことと、
後期から始まった卒業研究を通して、技術的にも自信を深めていけたこともあり、
今回の内定に至りました。
このようなNくんに色々とアドバイスをしてきた、ぽてと先生から内定通知書をもらいました。
そして、面接を担当された企業の方から、これまでの努力が報われるような評価をいただいたことも、
ぽてと先生から伝えられて、喜びが一層増したNくんの様子は動画でご覧ください。
Nくん、本当におめでとう!!
本校で身に付けた実験技術や化学の知識はもちろんですが、
元来持っている明るさと穏やかな性格、医薬品分野への希望を貫いた芯の強さ、
就職活動を通して得た自らのことをきちんと伝える力、どれも社会に出て大切なことです。
これら全てを自信にして、来春から内定した企業で活躍してくださいね。
by みなと