せんせのブログ

【土・日開講「化学分析学科」】実務レベルの技術力を習得しよう!

2022.01.16

本日の化学分析学科1年生は川の水に含まれる酸素を測定する実験を行いました。

まずは本校の前を流れる大川の水を採水に行きました。
測定には空気中の酸素が入らないようにするため、バンドーン採水器と呼ばれる専用の器具を使って採水します。

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本校の卒業生であり20年以上の講師経歴を持つM先生が、採水器の使い方について指導しています。

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バンドーン採水器を投げ込む様子です。

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採水した水はすぐにフラン瓶と呼ばれるガラス容器に入れます。
この操作でも空気中の酸素が入らないように加えることがポイントであり、慎重に加えています。

化学分析学科は定員数が20名の少人数制であり、皆が協力し合いながら実験ができるのが特徴です。
それではこの化学分析学科についてご紹介します!

本学科は社会人の方、フリーターや主婦など平日は仕事をしながら、
あるいは大学に通いながら土曜と日曜の週末に通学しています。
中には四国から九州からも週二日通学している学生もいます。
年齢も経歴もさまざまな方が入学され、技術職への就職や転職、現職でのスキルアップ、
自ら経営する企業に必要な国家資格取得のためなど目的も多様です。
このため目的に応じて医療、化粧、食品、環境などの分析技術を習得することができます。
また、平日学科と同様に2年間で卒業することができ、卒業と同時に国家試験を含む
4つの資格(毒物劇物取扱責任者、化粧品製造業責任技術者、化粧品総括製造販売責任者、
環境管理士(2級))を取得することができます。

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採水した水は実験室へ持ち帰り、水中の酸素と反応する試薬を加えます。
この操作も空気が入らないように慎重に加えます。
このように実務で使用する専用の器具を使って実験を行うことで実務レベルの技術力を身につけられます。

実験を終えた学生に感想を聞いてみました。

感想をうかがったIさんは、ヘアケア製品を扱う仕事に就いています。
入学当初の目標である資格取得を目指すため毎週、愛知県から通学しています。
Iさんはクラスの中で最年長ですが、年齢に関係なくクラスのみなさんと協力しながら意欲的に取り組んでいます。
本日の環境実験を経験したことで環境分析にも関心を持った様子でした。
より化学の知識が広がり原理やしくみを習得できましたね。

1年生の実験も残りわずかとなりましたが、これからも知識や技術を習得してくださいね!

Byあららん