2022.03.14
未明に春雷が鳴り響き、いよいよ春も間近といった雰囲気ですね。
今日は先日卒業したばかりの2年生が登校していました。
本校のPCルームで2年環境分析学科のUさん(写真右の女性)が
1年健康化学分析学科のHさん(写真左の女性)に実験のことなどを教えていました。
2年生が卒業するので、本校の環境委員会で行っている
道頓堀川水質調査の引き継ぎを行っていたとのことです。
先輩であるUさんから後輩のHさんへ、バクテリアや大腸菌といった
微生物観察の実験方法やデータの管理、試薬の確認方法等を伝えていました。
Hさんは
「覚えることがいっぱいだし、資料や管理する物もいっぱいあり、正直不安です。」
と言っていましたが、Uさんから
「一人でやるわけではないし、本当に困ったら先生に聞けば良いし、
思ったほど高いハードルではないよ。」
と教わり、少しだけ安堵したようでした。
また、教室では履歴書やエントリーシートを書く1年生の姿も。
1年医療医薬分析学科のSくん(写真左の男性)が
「道頓堀川水質調査に参加してみて、学年や学科を超えた交流がありました。
その体験を基に自分の長所や自己PRを書こうと思っていますが、
何を書くかの大筋が決まっても中々文章にできなくて...。」
とこぼしていました。
今日まさに引き継ぎをしていた本校環境委員会の道頓堀川水質調査は、
1年生、2年生のさまざまな学科の学生が参加します。
普段とは違うメンバーと一緒に実験を行い、
その実験内容も普段の授業や実験で習うものとは異なることがあります。
そういった経験が、協調性やコミュニケーション能力、
ひいては実務実践力を養う機会へと繋がっています。
1年生にとって、道頓堀川水質調査で得た経験や身につけた実務実践力は
これからの就職活動に役立つ強い武器になります。
もちろん、就職して仕事を始めるにあたっても、
道頓堀川水質調査のような学生時代の経験は大いに役に立ってくれます。
1年生は来月から先輩として、さまざまなシーンで新入生達を引っ張っていく立場になります。
この1年間、本校で学んだことを活かして、あるいはさらにそれを成長させて、
これから新2年生として頑張っていきましょう。
byカトキチ