2022.03.22
日々実験を行う本校では、実験の度に使用した試薬を含む実験廃液が発生します。
当然、これらの廃液を下水道に流すことはできません。
本校では、これら廃液を一時的に保管し、処理業者に引き取ってもらっています。
今日は後期実験で発生した廃液を引き渡す日でした。
廃液は、実験中に学生が種類に応じて分類・回収しています。
どのような試薬の廃液が、どのような危険性があるのかを意識しなければできませんが、
1年生の初めての実験から意識して学生は行っています。
廃液を保管している倉庫から廃液を貯めたポリタンクを運び出す作業を
協力学生にも手伝ってもらい、一気に片付けることができました。
写真は次回用の空のポリタンクを運んで整理している様子です。
業者さんに引き渡す前には種類と量のチェックを行いました。
さらに実験を行うと、試薬が付着した紙類などのゴミも発生します。
これらの実験ゴミも一緒に業者に引き取ってもらいます。
こちらは専用の容器で保管していた実験ゴミを、
業者に引き渡すためにゴミ袋に移し替える作業です。
学生や卒業生の協力も得て、業者に引き渡すべくどんどん運ばれていきます。
学生たちは、半年でこんなにも廃液やゴミが出ることに驚いていました。
協力してくれた学生からは
『廃液やゴミの量を見て、これだけ環境に負荷をかけていることに気が付きました。
4月から始まる実験では廃液やゴミを減らすように心掛けて、実験操作を行っていきたいと思います!』
といったコメントが聞かれました。
作業の様子は動画でもどうぞ!
先日のブログでは、新年度に向けて教員が機器の準備を行っている様子をお伝えしましたが、
このような廃棄作業も新年度を迎えるための大切な準備なのです。
ただ今、教職員一丸となって、新年度に向けた準備に励んでいます。
新年度、新入生と新2年生の皆さんが登校してくるのを心から待っています!!
by シュリンプ