日本分析化学専門学校

本日から２日間の日程で、１年生はTwo daysオリエンテーションを行います。

この行事は、様々な思いを持って入学してきた１年生が、
いくつものプログラムを通して、学生同士、私たち教員とも親睦を深める中で、
改めて本校に入学してきた目的や将来の夢を確認することで、
本校での学生生活をより充実したものにすることを目的に、毎年この時期に実施しています。

また、以前は学外の施設に宿泊する「１泊オリエンテーション」として実施していましたが、
コロナ禍の中で感染リスクを下げるために、昨年度から宿泊をせず、
二日間に分けて実施するという主旨で「Two daysオリエンテーション」として実施しています。

１日目の今日は、大阪市立信太山野外活動センターに集合し、
レクリエーションやグループワークに取り組みました。

まずは入所式を行い、校長から、
「２年の中から、すでに複数名の内定者が出ている。
まだ本格的な専門実験が始まっていない、１年生の基礎修了段階で内定という評価が出るのは、
技術力ではなく人間性、本校で言うところの実務実践力が評価されているから。
皆さんも１年後には就職活動を迎え、２年後には社会人となる。
その時に向けて実務実践力を磨いていくことが大切である。
この二日間、人それぞれ目標レベルに差があることは当然だが、
とにかく自分ができる役割を探しそれを果たすことで実務実践力を身につけていってほしい。」
と、この２日間の心構えをお話しいただきました。

次に、学生同士の親睦を深める目的で『イニシアティブゲーム』を行いました。

このゲームは、自己紹介をし合い、相手の名前と出身地や趣味を聞き、36マスの表を埋めるゲームです。
36マス埋めるには、入学して２週間ほどの間に話したことのある友達の数では足りないので、
みんな、話したことのない同級生に話しかけ、自己紹介をし合っていました。


なかなか話し掛けられず、36マスが埋まらず、困惑した表情をしている学生がいると、
マスを埋めた学生たちの間から声を掛けてあげる学生が出てきて、自分の友達を紹介してあげるなど、
自然と協力し合う雰囲気ができあがり、最終的には全員が課題をクリアしました！


課題をクリアし、達成感に満ちた中で、集合写真を撮りました！
（撮影の瞬間だけ、マスクを外しています）

その他には、グループ単位で将来の目標や夢を話し合うグループワークを行いました。
このグループワークでは、化学やバイオに関わるキーワードを出し合い、それをカテゴリ分けする中で、
同じ学科の仲間たちの目標や夢を聞きながら、自らを振り返る機会とし、
改めて本校に入学した目的と将来の目標を明確にしていきます。

学生たちは付箋にキーワードを書き、模造紙に貼った後、カテゴリ分けを行いました。
そういった作業をしながら、自分がそのキーワードに興味を持った理由を話したり、
自分のなりたい将来像について語ったりしていました。
その中で、それぞれの学生が新たな気づきを得たようでした。

様々なキーワードを出し合っています。


話し合いながら、キーワードをカテゴリに分けて、整理しています。


グループワークを基に、それぞれの目標や夢を発表し合っています。

また、私たち担任から、
「この場には様々な背景を持って、入学してきた皆さんがいて、
今、それぞれが期待と不安を抱えていると思う。
でも、過去にも似たような背景を持ち、同じような不安を抱いて入学してきた学生がいて、
そんな学生たちも、それぞれの夢を叶えて、巣立っていったので、
皆さんも大丈夫だから、２年間、一緒に歩んでいきましょう。」
というメッセージを伝えました。


そして最後に、本日の感想を聞いたところ、数名の学生が勇気を出して手を挙げ、
感想を話してくれました。

今日の１日で、それぞれなりに充実した学校生活、そして社会人へと成長するための
大きな一歩を踏み出すことができたように思います。
明日は学校で、グループワークなどに取り組みます。
明日もまた、成長につながる有意義が時間を過ごしましょう！

by みなと