2022.05.21
本日は、年に一度の防火訓練を実施しました。
この写真は、模擬的に消火訓練をしている写真です。
この防火訓練は、万が一の火災や緊急事態が起こった際にどう行動するのか、
どのように避難するのかなど、非常時の対応をしっかりと身に付けるために実施しているものです。
学生には、事前に日にちは伝えてありますが、
通常の授業・実験中に火災が発生したという状況で訓練に取り組むため、時間は伝えてありません。
今回は、実験室から出火したことを想定して、全学生、全教職員が本校の近くにある南天満公園に避難しました。
コロナ禍の状況では、マスクをしていますので、今は避難時にハンカチ等で口を覆う必要はありませんが、
1分1秒がとても重要となりますので、毎回、火災発生から避難完了までの時間を計っています。
訓練には大阪市北消防署の方にも立ち会っていただきましたが、
「とても静かにスムーズに避難できていたと思います」と言っていただけました。
その後、薬剤の代わりに水を入れた消火器を用いて扱い方を指導していただき、
冒頭の写真にもあるように、消火訓練を行いました。
その模様を動画でもどうぞ。
最後は、校長先生からも、
「皆さんが化学者である以上、自分たちの実験が、火災に原因になる可能性があることも忘れないこと」
と話されていました。
防火訓練終了後は、実験室や教室に移動して、実験中に起きる可能性がある事故に対して、
その対応の仕方や緩和策について教員から説明しました。
こちらも学生たちは、真剣に話を聴いていました。
学生からは、
「説明だけなく、実際に避難経路を通ることで、確認ができました。」
「薬品が火災などの原因となるということを聞いて、実験はちゃんとやらないといけないと、
改めて思いました。」と言っていました。
分析化学の技術を身に付けるためには、実際に、器具や薬品を用いて実験をする必要があります。
それらを扱うのは、我々自身です。
あってはならないことですが、万が一のためには、自分達の身を守るためにもこのような訓練が必要です。
普段の実験も、緊張感をもって取り組んでいきましょう!
by ましおか