せんせのブログ

相談しながら実験レポート作成!

2022.05.24

本日は、1年生2年生ともに実験ガイダンスやレポート日で、
私が担当する医療医薬分析学科2年生は、教室でレポート添削を実施していました。

1年生の時は化学実験未経験者でも分かりやすいように1つ1つの手順がテキストに書いてありましたが、
2年生になってからの実験はJIS規格や日本薬局方という国や公的機関によって決められた手順書がベースになっているため、
1年生のことを思い出しながら、または1年生の時のテキストも一緒に見ながら実験を実施しました。

実験操作自体は1年生の時にも経験しているものなので、やり始めるとテキパキできるのですが
最初は日本薬局方などの手順書がちゃんと理解できているか不安に思いながら実験をしていたそうです。

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そして今日は、これまでに経験した4回の実験のレポート内容について添削を受けました。
レポート日というと黙々とレポートを書くイメージを持たれるかも知れませんが、
担当の先生に質問したり、グループで実験したメンバー同士で計算の結果を確かめあったり、
相談しながら添削されたレポートの手直しを行っていきます。

レポート終了後、Nさんに『1年生の時の実験レポートに比べて、どうだった?』と聞くと
『2年生の実験では実験内容をまとめた要旨を書くのが初めての経験で、
 何をどこまで書けばいいのか迷いました。
 でも先生が言ってた"レポートを全部読まなくてもおおよその内容がつかめるように
 ポイントを抜き書きしなさい"ということを思い出しながら自分なりに考えて書きました。
 手直しはありましたけど、大きなダメ出しはなくて、ちゃんと書けていたんだなと自信がつきました』
と語っていました。

また別の学生(S君)は、
『要旨を書くのは卒業論文を書くときの練習でもある、という先生の説明を聞いて、
 最近卒業研究のことをよく意識するようになりました。
 1年上の先輩がやっていた卒業研究について引き継いでやってみたいことがあるんです。
 それが今から楽しみです』
と語っていました。

本校では2年生後期に卒業研究があります。
研究というと難しく感じますが、そこで用いる技術は1年生と2年生前半でじっくり学んでいます。
前期後半の実験を経験すれば、その卒業研究で必要となる技術修得もばっちりです。
後半の実験も楽しみながら取り組んでいきましょう。

by ドラいちろう