2022.06.29
今日は、卒業生の働く企業へお邪魔し、仕事の様子などを取材に行きました。
取材をしたのは「東洋紡株式会社」の医薬工場で働く3年前の卒業生のN君です。
本校では昨年も卒業生3名を取材し、企業で働く様子を動画で撮影させていただきました。
その中では「卒業生の生の声」として、在学時の思い出だけでなく、
本校に入学した理由や分析化学の技術者を目指した理由などを話してもらっています。
それらは、以下のように「環境分野編」「化粧品・理容美容分野編」「食品分野編」として既に動画として配信していますので、ぜひご覧ください。
今回は、この第4弾として医薬品分野の企業で働く卒業生として、N君を取材してきました。
早速、分析室にお邪魔して実験風景を撮影させていただきました。
いつもは、菌の少ない特別な実験室の中で分析をしているとのことですが、
さすがにそこまで入っての撮影ができないため、通常の分析室で同じような分析操作をしてもらいました。
N君は、高校卒業後すぐに入学してきた学生です。
スポーツをしていた中で、医薬品を使うことが多くあり、そこから医薬品に興味を持つようになったそうです。
高校からの進路選択では、大学進学と悩んでいるときに、高校の先生から本校を紹介されました。
そして、早く社会で働くのなら、大学よりも専門学校の方が知識や技術を短期間で身に付けられると知り、
本校の体験入学に来て専門学校への進学を決めました。
そして、今ではその想いを叶えて、医薬品を製造する企業で働いています。
N君の働く「東洋紡株式会社」は、元々は紡績会社として130年以上前に明治の実業家・渋沢栄一によって設立され、
今では、フィルム、自動車用資材、環境関連素材、バイオ・医薬などの幅広い分野の製品を扱っておられる有名な会社です。
今回お邪魔した滋賀県大津市にある「大津医薬工場」の敷地には、同社の総合研究所も併設されており、各分野の研究部署が集まっている場所でもあります。
そして、N君は医薬品製造工場で理化学検査を行うグループに所属し、医薬品工場内の衛生状況を管理する微生物検査を中心に行っています。
無菌環境の中で注射剤などを製造する必要があるため、無菌状態の環境を維持し続けることが必須で、製造している医薬品の品質にも関わる大事な業務でもあります。
そんなN君を取材していると、分析室の奥から同期で入社した卒業生のNさんも登場!
Nさんは、本校入学前、薬学系の大学へ進学したいと考えていた中、自分がしたい仕事は何かを考えなおしました。
そして、大学よりも専門学校で分析の技術を身に付けて、医薬品会社で技術者として働きたいと思い、本校に入学した経緯があります。
そこに、さらにこの4月から入社した、会社では一番若い新人で、本校では一番新しい卒業生のM君も登場!
3人で話し合いをしているシーンも撮影しました。その様子が下の写真です。
写真の左側がM君、中央がNさん、右端がN君です。
みんな元気そうで何よりでした。
そして、N君は場所を変えて、インタビュー取材にも応えてくれました。
学生時代にいろいろな課外活動に参加していたこと、資格取得に励んでいたことなども話してくれました。
そして、学生時代にいろいろな実験ができたことも、今の業務に役立っているとのことでした。
今日は仕事で忙しい中、貴重な時間を割いて取材に応じてくれました。
どのような動画になるか、楽しみですね。
最後になりましたが、今回の取材依頼を快く対応いただいた企業の皆様、
そしてN君をはじめとする卒業生のみなさん、
今日は本当にありがとうございました!
By ぽてと