2022.06.04
本日は、箕面市立第二中学校の2年生15名の皆さんが、校外学習の一環で本校へ来られました。
この行事は、「大阪フィールドワーク校外学習」というもので、その目的のひとつである、
「専門学校での授業を体験し、進路への意識を高めながら、主体的に自らの生き方を選択できる力を養う」
とのことで、先方の校長先生から本校の校長に直接ご依頼をいただきました。
まず最初に「分析化学とは」というお話をさせていただきました。
そして、「分析化学」を体験していただくために、3つの実験を用意しました。
1つ目の実験は、「ビタミンCでマジック!」です。
身近な食品にビタミンCを含むもの、含まないものを分析してもらいました。
使用するのは、なんとうがい薬です。
その色の変化でビタミンCの「あり・なし」がわかるのです。
意外なもので色が変わり、生徒さんたちも「えー!こっちがかわるの?」などと、分析結果をみて驚いていました。
分析化学は、「目に見えないものを確認すること」ですので、
このように我々の目で見えるように、色が変化する原理を利用することが多いのです。
2つ目の実験は、「ジュースからDNAを取り出そう!」です。
用意したオレンジジュース、トマトジュースからDNAを抽出します。
それぞれのジュースに試薬を加えて、しばらく待ちます。
そうするとこのように、トマトジュースの上のモヤモヤしたものがDNAです。
「すごい、すごい!」、「なにこれ、はじめてみた!」と、とても驚いていました。
3つ目の実験は、「納豆で秘密の手紙を書こう!」です。
これは「ヨウ素デンプン反応」を利用し、溶かしたでんぷんに浸したろ紙に、
納豆を水に溶かしたものをインクとして、白い綿棒を使って、絵や文字を書きます。
そこに、霧吹きでヨウ素の液体を吹きかけると、写真のように文字や絵が浮き上がります!!
実験後に生徒さんにご協力いただいたアンケートでは、
「化学が楽しいと感じました。」
「化学は苦手だったけど、今日の実験は楽しかった。」
「家でもやってみたい!」
など嬉しいコメントをいただきました。
引率の先生からも
「大変分かりやすく説明していただき、あまり実験をしたことのない生徒達が楽しそうに取り組んでいました。
本当にありがとうございました。」
と、言っていただけました。
この経験を活かして、様々なことに興味を持っていただければと思います。
本校では今日のように中学・高校の先生からご依頼を受け、ご要望に合わせた実験や授業を実施しています。
詳しい内容やこれまでの実績などは以下をご覧ください。
箕面市立第二中学校の2年生の皆さん、本日はありがとうございました!
By ましおか