2022.06.08
昨日に引き続き、大学編入学合格のうれしい知らせが届きました。
環境分析学科(現 環境分析化学科)2年のMさんが国立大学工学部の編入学試験に合格しました!
Mさん(左側)の満面の笑みに喜びの大きさが伝わってきますね。
面接指導をした私みなとと記念の1枚を撮りました。
大学編入学制度とは専門学校卒業後に大学の3年生または2年生に編入学できるという制度です。
3年生に編入学した場合、本校で2年間、大学で2年間学ぶことになり、
大学にストレートで入学したのと同じ4年間で2つの学校を卒業することができます。
さらに、専門学校での豊富な実習で技術力を、大学で高度な知識を得ることができるので、
ストレートで大学に行くよりも技術と知識を兼ね備えた人材に成長することができます。
Mさんは小学校の時にテレビで、世界にはきれいな水が手に入りにくいために、
病気がまん延したり、遠くの水源まで水を汲みに行ったりなど苦しんでいる人々がいることを知り、
このような水の問題を解決できる人になりたいと思ったそうです。
高校で進路を考える時、「水問題を解決したい」という気持ちは変わらなかったため、
その夢の実現に必要な知識や技術を学べる大学を探したところ、
入りたいと思った大学はその当時の実力では手が届かない大学ばかりでした。
そのような状況で進路に迷っている時に大学編入学制度のことを知り、
将来なりたい研究者という職業は実験を仕事にするのだから、
まずは専門学校で実験技術を修得して、その後で大学に進もうと決めて、
日本で唯一の化学の専門学校である本校に入学してきました。
Mさんには将来、世界の水問題を解決したいという大きな目標がありますが、
その第一歩として地域に根差した水生生物を利活用して
効率的に水質浄化を行う技術の研究開発を学んでみたいと考えています。
大きな目標への思いと現実的な歩み、その間をどのようにすれば筋道立てて伝えられるか、
面接試験を前にMさんは悩んでいました。
そのような時に、私のところに相談に来たので、
Mさんの思い、目指す研究室での研究内容を一緒に1つ1つ整理しながら、
理路整然と伝えるための筋道を作っていきました。
そして、その努力が報われる合格通知が学校に届いたので、本人に知らせました。
その時のMさんの喜びの様子は動画でお伝えしたいと思います。
Mさん、本当に良かったですね。おめでとう!!
「水問題を解決したい」という思いをこれからも大切にして、
まずは本校でしっかりと技術を磨いた上で、
来春からは大学でさらなる飛躍を目指していってくださいね。
期待しています!
by みなと