2022.07.10
今日は、年に一度の 「分」析「化」学のお「祭」りとして、分化祭(学園祭)を実施しました!
本校の入り口も分化祭仕様に!
写真の学生たちは、手に分化祭の案内チラシを持って、この後、最寄り駅の天満橋駅付近に行き、「分化祭やってま~す!」と、当日の広報活動を行いました。
今回で、第32回目の分化祭です。
昨年、一昨年とコロナ禍のため、外部の方をお呼びすることなく実施しましたが、今年は飲食をせず、感染予防対策を講じた上で、外部の方にも来ていただくこととしました。
今年のテーマは「化学縁日 実験祭!」です。
コロナ禍の中で、お祭りのような楽しみも減り、昨日には悲しい暗いニュースも飛び込んできました。
そのような中で、少しでも楽しく笑顔になってもらうために本校ができることは何かを考えました。
本校は日本で唯一の分析と化学の専門学校で、学生たちも日々実験を行い、そもそも実験が大好き。
それならば化学実験の屋台をたくさん出して、縁日気分を楽しんでもらおうということになりました。
用意した実験は、全部で22個!
学生たちが自分もやってみたいと思う実験を含め、楽しんでもらえる実験候補の中から22個を選抜し、何度も予備実験をして準備をしてきました。
その結果、過去最多の319人もの方々にご来場をいただくことができました!
来場いただいたのは、学生の家族、友人、出身高校の先生に加え、求人をいただく企業の採用担当者の方。
中には、以前に採用担当をされており今はプライベートで家族を連れてお越しいただく企業の方もおられました。
この他にも、学生たちが開催案内と挨拶に回った近隣の方々、近くの小学校に通う生徒さんたち、そして、たまたま通りかかった一般の方々まで本当にたくさんの方に来場いただきました。もちろん、本校卒業生もたくさん来てくれました。
中には、20年以上も前の卒業生が、子連れで来られる姿も。下の写真は、当時担任をしていた校長と卒業生ご家族との記念の1枚。
実験はどれも大盛況でした。学生たちは、来場されたみなさんに実験方法を説明し、少しでも目の前の実験を楽しんでもらおうと真剣です。
実験原理も説明し、質問にも答えていました。
来場された子供さんたちは、時に手を汚しながらも、目で見て、触って、化学の現象を楽しんでおられました。
仲良くなって、実験担当の学生たちと集合写真も撮る場面もありました。
実験をされているところの動画はコチラからご覧ください。
また、こちらは1階玄関で受付をする学生です。今回の分化祭(学園祭)準備を中心となってやってきた、学園祭実行委員会の学生たちが交代で受付も行いました。
下の写真は、その1コマ。左側で白いマスクの学生S君が対応している右側の女性は、S君のお母様!ちゃんとS君はパンフレットを渡しながら説明をしていました。微笑ましい瞬間でした。
そしてこちらは本校入口にあるハラタマ博士の胸像です。
その昔、オランダから日本に化学を教えに来られた偉い先生ですが、毎年、この時期だけはお祭り気分に。
毎年、この変装を楽しみに来られている方もおられますので、ご報告させていただきます。
今年は、アニメのキャラクター(アーニャ)に変身されたようです。来場いただく方にも人気のコスプレでした。
こうして、史上最多の319人もの来場をいただき、第32回 分化祭は終了となりました。
その後、一気に片付けを行い、最後に全員で集まって閉会式を行いました。
閉会式では、今回の分化祭で行った22個の実験の内、最も多くの人が来て実験を行ったチームの表彰を行いました。実験を行った数は、来場されたとき、受付でスタンプカードのようなものをお配りして来場された方が行った実験数を集計をしていたのです。
その結果、一番多く実験をした班が発表され、表彰を行いました。
「ゲーミング反応」という実験を行った、1年生の医療医薬分析学科、環境化学分析学科の学生たちです。
どこも僅差ではありましたが、景品も渡され、学生たちはとても喜んでいました。
続けて、校長先生からの講評をいただきました。
「皆さんのがんばりのおかげで、史上最多の319人もの来場をいただけました。
分化祭を行うにあたって、皆さんが一生懸命、予備実験を行っていた中、コロナ禍の開催で何人の方が来てくださるだろうと心配もしていましたが本当に良かったです。
そして何よりも、このような中で、少しでも化学や実験を通して、来場された方に楽しんで笑顔になっていただけました。帰られる子供さんたちが、「楽しかった~!」と言ってくれていました。皆さんはその笑顔を忘れないでいただきたい。
みんながこれから就職をして分析という仕事をすると、今日のように、直接感謝をされたり笑顔を見る機会は少ないです。でも、化学はこうして人を笑顔にできる仕事です。それで私たちの生活を守っているんだということも、ぜひ忘れないでもらいたいです。」と、お話をいただきました。
最後に、学園祭実行委員長で、医療医薬分析学科2年のKさんからの挨拶がありました。
「それぞれ、各実験グループで頑張ってくれたことで、多くの来場をいただき、楽しんでいただくことができました。ありがとうございました。1年生のみんなは、この経験を活かしてこれからの学校生活を頑張ってください!そして、2年生のみんなは、明日、国家資格の化学分析技能士の筆記試験、頑張りましょう!」と最後の挨拶をしていました。
Kさんは、出身校の先生も来場されていて、頑張っている姿を見ていただくこともできました。こちらの写真、左側が高校の先生で、右側がKさんです。
こうして、全てのプログラムが終了し、学生たちからも自然と拍手が起こっていました。
今回の分化祭で、それぞれに達成感を感じたことと思います。この経験を活かし、これからの学校生活に臨んでくださいね。
学生のみんな、お疲れ様でした!来場いただいた皆様、ありがとうございました。来年もお待しております!
By ぽてと