2022.08.02
今日から夏期休暇が始まりました。4月から始まった前期の授業や実験は、コロナ禍の中ではありましたが、全て予定通り行うことができました。
そして、今日から約40日の夏期休暇となりますが、9月から始まる後期に向けて2年生の一部の学生が自主的に登校し、先生に相談をしていました。
相談内容は、夏期休暇が明けた9月から実施する卒業研究についてです。
本校の卒業研究は、数名のグループで実施します。
すでにテーマは決まっており、実施する実験の方向性も決まっています。
しかし、実際に卒業研究を行うまでには、もう少し下調べを行ったり、テーマに関連する他の研究内容を調べたりと、やっておくべきことはいくつかあります。
こちらの研究班では、植物のシソを題材とした研究を行う予定です。
ハーブのような香草の一種でのあるシソには、いろいろな成分が含まれています。
その中には、微生物の生育を遅らせる特性(抗菌性)を持った成分がいくつかあるとされています。
これらの内、今すでに存在する抗菌性を示す他の物質よりも、より安全で効果の高い物質があるのかを調べ、その活用方法を提案することを目的として進めています。
こちらの動画では、担当の先生から今後の進め方についてアドバイスと課題を出されている様子です。
単に分析するだけでなくどのような条件で行うのか、今までにない成果を出すためにはどのようなアプローチができるのかを考えるようにと言われていました。
場所を変えて、早速調査開始!
卒業研究は実験をすることも大事ですが、事前の調査をして今までに明らかにされている研究事例を整理しておくことも大事です。調べながら、自分たちの実験の新規性を明確にすることもでき、また、そこからヒントを得ていくこともできます。
卒業研究を行う上での課題はこれからも尽きないと思いますが、それをみんなで解決していくことも醍醐味です。
そもそも実験や研究に興味のある学生たちですので、暑い夏と共に乗り切ってほしいと思います。
夏期休暇初日、ご苦労様でした!
By ぽてと