2022.09.08
本日もうれしいお知らせです。
生命バイオ分析学科(現・生命化学分析学科)のTくんが第一志望であった国立大学の編入学試験に合格しました!
悩みながらも地道に準備を重ねて勝ち取った第一志望の合格に、喜びの笑顔です。
大学編入学制度とは、専門士の称号を授与できる専門学校を卒業した後、大学の3年生または2年生に編入学することができるという制度です。
大学3年生に編入学した場合、本校で2年間、大学で2年間学ぶことになり、高校卒業後すぐに大学に入学したのと同じ4年間で2つの学校を卒業することができます。さらに、専門学校では豊富な実験・実習を通して技術力を身に付けることができるので、ストレートで大学に行くよりも技術と知識の両方を兼ね備えた人材に成長することができます。
Tくんは中学校の時に知った、ある生物に興味を持ち、自ら書籍やインターネットでその生物のことを調べるうちに、その驚異的な能力に魅了されました。そして、いつしか、その能力を医療に活かせるのではないかと考えるようになりました。
高校の時には、ある生物について大学で詳しく学びたいと思うようになっていましたが、このまま大学に進学しても大学の授業等についていけるのか不安に感じたTくんは化学の基礎知識と分析化学の技術を修得してから大学に行くことを決め、本校に入学してきました。
本校入学後、ある生物について研究している大学の先生を探し、その先生の所に訪問して、自らの考えを伝えたところ、ある生物はまだ人工的に増やすことすらできていないことを教えてもらいました。
そこで、Tくんが人工的に増やす技術の研究を先生の下でしたいと申し出たところ、その先生が快諾してくださったことで、この先生のおられる大学が編入学の第一志望となりました。
そして、行きたいと強く願っていた第一志望に見事、合格しました!
Tくんは、何事にも積極的に、かつ真摯に取り組むという良いところがある一方で、自らに自信が持てないといったネガティブな一面も持っていました。また、自らの考えやアイデアを筋道立てて伝えることも苦手でした。
そこで、大学探しをする段階から、大学の先生に連絡を取る時、その先生の研究室を訪問する時、面接試験対策まで、様々な先生にアドバイスをもらいながら、じっくりと試験の準備を進めてきました。
そうして、アドバイスを聞きながら、自らの考えがまとまり、研究の方向性やイメージが固まり、さらには自らの良さや強みが分かってきて、段々と自信が持てるようになってきました。
こちらは、ぽてと先生からアドバイスを受けているところです。いつも、アドバイスを丁寧にメモしていました。その努力が実ったと言えます。
それでは、第一志望への合格を手にしたTくんに感想を聞きたいと思います。
Tくん、大学編入学合格、本当におめでとう!
中学校の頃からの夢の実現に向けて、スタートラインに立てましたね。
後期から始まった卒業研究で分析化学の技術力にさらに磨きをかけて、来春からは新たなフィールドで活躍してくれることを期待しています。
by みなと