2022.10.23
本日は令和4年度の「第1回土曜化学実験会」を開催しました。
土曜化学実験会は、中学校や高校の先生方や生徒の皆さんに、日頃、なかなかできない化学実験をやっていただこうと会員制で行っているイベントです。
平成14年度より年2回程度開催しており、毎回ご好評をいただいております。
今回も多くの方にご参加いただきました。
本日は
・琥珀糖のひみつ
・夏空をいつでもすぐそばに
の2テーマで実験を行っていきました。
はじめに本校教員からスケジュールなどの説明を行い、
本日実験のサポートを行う協力学生の紹介を行った後、さっそく実験室へ向かいました。
まず一つ目の実験は、「琥珀糖のひみつ」です。
写真のように砂糖と寒天を混ぜ合わせ固めた後は、各班で着色料やアントシアニンという色素を含む「紅イモ粉末」を溶かしたもので液体を自由に着色していきました。
その時の様子は動画でご覧ください!↓↓
化学のとは関係のないお菓子作りのように見えますが、実は固めるのにゼラチンではなく「寒天」を使用したことに化学が関わっています。
琥珀糖は、砂糖が表面に結晶化しますが、これは寒天が乾燥しやすく、表面の砂糖濃度が高くなるために細かい結晶となるのです。
最後に固まってできたものを各班のもので見比べて観察し、アントシアニンが酸性下で色が変わる様子も演示で紹介していきました。
二つ目に行った実験は、「夏空をいつでもすぐそばに」。
身近な素材である牛乳を使って、空に浮かぶ雲の性質をビーカーの中で再現していきます。
担当教員からビーカーの中で起こる仕組みを説明したのち、好きな色に水を着色していきました。
下の写真で参加者が手に持っているのは「ホールピペット」という実験器具です。
今後、分析化学の分野に携わる場合は必要不可欠な器具でもありますので、牛乳を注ぐという操作で初めての方にも経験してもらう機会となるため、使用しました。
この後は協力学生が火をつけ加熱して、温度変化によって動きが出てくる牛乳の様子の観察です。
ほぼ参加者全員が目の前で起こる変化に夢中で、カメラを構えていました(^^)
そのときの様子はこちらをご覧ください!↓↓
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
今回参加できなかった方も、本校の実験会はまだまだ続きます。
先生方にとっては、授業やクラブ活動等の参考のために、生徒さんにとっては、化学の面白さ、楽しさを実感できる機会となります。
次回の土曜化学実験会は、令和4年12月3日(土)
1.アイスを愛するアドバイス
2.ひもでサイエンスライフハック!
と、今回とは異なるテーマをご用意してお待ちしています。
詳しくは以下をご覧ください。
・高校生の方はこちら
・教員の方はこちら
皆様のご参加お待ちしております。
by きゃっさば