2022.10.19
今日は1年生が5つのグループに分かれ、それぞれ異なる企業へ実習に行きました。
お伺いした企業は、食品分野で1か所、環境分野で2か所、材料系の分野や嗜好品を扱う分野と、幅広い分野の企業です。
それぞれの企業と連携し学生に実習の機会をいただきました。
今日は、この内3か所の実習の様子をご紹介します。
まずご紹介するのは、ジェイティプラントサービス株式会社です。
日本たばこ産業の100%グループ会社で、タバコの製造工程や分析試験のサポートを行っている国内でも数少ない工場の一つです。
はじめに担当者の方から概要や業務に関する説明を行っていただきました。
担当者から「機器分析でも、特に前処理や扱う器具などの基礎的なところで正しい使い方を学んでいることが重要」と言葉を頂き、学生達には響いたようです。
その後、着替えを済ませて2グループに分けて工場見学を実施いただきました。
工場の中はルールに則り撮影はできませんでしたが、学生たちは実際に学校で使用している機器を使用して分析を行っている様子に興味津々。
また、たばこの分析で使用する特別な機器を見学することができ、物珍しさにたくさんメモを取っていました(^^)
本校の卒業生も5名が働いており、途中で仕事をしている様子を実際に見学することもできました。
最後には質疑応答の時間を設けてくださり、「何の資格を取っておいた方が良いですか」、「やりがいがあるのはどのような業務ですか」のような質問に丁寧にご対応いただきました。
(その時の様子はこちら↓↓)
次に紹介するのは、日建技術コンサルタント株式会社です。
1958年設立当時から環境問題を視野に入れ、新技術の開発・活用について積極的に取り組んでおられます。
環境に関する影響や汚染状況を測定するだけでなく、その後の環境を保全するためのアドバイスまで行い、2018年に第5次環境基本計画で示された「地域循環共生圏」の概念の具体化を目標にしています。
環境調査部総括部長であり支社長を務めている方は本校の4期生であり、本日対応頂ける予定でしたが、急遽出張が入ってしまったそうです。代わりに参加者にお手紙を入れてくれていました。
3名の方が対応いただき、企業様の説明の後、
2班に分かれて試験室の見学と機器や装置の説明をしていただきました。
待っている班も退屈しないようにと建設中の図面や基礎を見せて頂き、
本校学生に色々な質問を座談会形式で実施してくださいました。
『学生時代にやりたいことはやり、お勉強ができすぎるよりもたくさんのモノを見てください。感じて下さい。百聞は一見に如かずです。洞察力を養い、信頼できる人をパートナーにしてください』とありがたいお言葉を頂きました。
2時間でしたが、学生は楽しかったと話してくれました。
実際に感想を聞いてみました。↓↓
最後に紹介するのは、株式会社太洋工作所。
戦前、松下電器からの提案でラジオの組み立てで事業をスタート。戦後にめっき業に進出し、その後、プラスチックの成形やプリント基板の製造、電子部品、半導体、金属製品へと事業を拡大。創業83年の表面加工処理を行っている企業です。
まずは企業様の説明を聞き、
その後2班に分かれて事業所の見学を行いました。
学生はメッキの加工をしているところを実際に見せて頂き、
目で見たこと、感じたことを必死にメモを取っていました。
質疑応答の時間を設けて頂き、「品質管理の手法を教えてください」という業務内容の質問から、「女性の割合はどれくらいか」、「求める人材はどんな人か」という募集に関する質問まで、その他たくさんの質問に対応頂きました。
実際に企業を見学してみてどうだったのか、感想を聞いてみました↓↓
1年生のみなさん、おつかれさまでした。
今日、目にしたことで、普段実験で使っている技術や機器が、いかに大切かということが身に染みて体感できたと思います。
今後の実験や授業でも今日学んだことを頭に入れて、知識・技術を自分のものにできるよう頑張ってください!
Byきゃっさば