2022.10.21
今日も嬉しい内定報告です。
2年・環境分析学科(現在は環境化学分析学科に学科名変更)のY君が、金属のメッキを行う企業の分析技術職として内定をいただきました!
Y君は通信制の高校卒業後すぐに本校に入学してきた学生です。
本校のことは、駅のホームなどに掲載されている専門学校の広告看板の中から存在を知り、最初は「何となく化学は面白そうだな」という気持ちで見学に来ました。
高校では化学を選択していなかったので、イチから学ぶことへの不安な気持ちも持っていましたが、本校の授業や実験が基礎から学べるカリキュラムとなっていることを知り、他分野の専門学校とも悩みながら本校への入学を決めました。
昔はバスケットボール部に所属をしており、高身長のY君ですが、話すときにどうしても小さな声になってしまいます。そのため、コミュニケーションをとることに不安を感じていましたが、本校ではクラス担任制で細かなフォロー体制があることも本校へ進学を決める理由となっていました。
就職活動では、志望動機を考えたり、自己PRする内容を考えることも先生と相談をしながら進めるものの、いざ本番の面接となると緊張し声が小さくなって自己PRがうまくできないことが課題でした。
でも、その課題に向き合い、本校での学校生活でイチから化学や分析技術を学び、様々な分析の技術を身に付け、さらには国家資格も取得して頑張ってきたことを改めて振り返り、整理をしながら自信に変えていきました。
Y君が内定をいただいた企業では、様々な物にメッキをされている企業です。
どのようなものにされているかというと、ランドセルや万年筆の部品、ファスナーなどにとどまらず、だんじりの部品や警察手帳の一部、さらに高校野球のメダルも取り扱っておられます。
このように扱われている製品が多いため、製品に合わせてメッキ工程、いわば化学反応を調整する必要があります。
それを適切に調整し管理する分析技術者としてY君は働くこととなります。
企業の採用担当者様からは「将来的には製造現場と分析現場の架け橋となる人材になってくれるもの期待してる」と評価をいただき、内定となりました。
本校に入学するまでは、化学はもちろん、分析のことも知らなかったY君が、この1年半で企業から期待される人材となり内定をいただけたことは本当に大きな成長だと感じます。
最後に内定を伝えた時の様子と本人のコメント動画でご覧ください。
Y君、改めて内定おめでとう!
By ぽてと